夏休みも既に終わり2学期。今の時点で温水プール設置の学校以

外で、水泳授業がある学校は少ないでしょう。水泳シーズン終了と

同時に気になるのが「学校プールの今後」です。↓下の記事リンク

http://news.livedoor.com/article/detail/15264779

からも気になりますが、「学校プール老朽化」が深刻なのです…。

 

日本の小中学校にプールが設置された理由は、「2つ」あります。

①国鉄連絡船・宇高航路「紫雲丸(しうんまる)事故」

岡山県の宇野~高松を結んでいた国鉄宇高航路で、1955年に発

生した海難事故です。僚船の第三宇高丸が衝突して紫雲丸が沈

没。犠牲者の内「100名」が修学旅行の児童生徒でした…。この

故を機に、全国の小中学校へのプール設置が始まりました。順次

建設され、夏場の体育の授業で水泳が導入されて行きました。

②将来の日本代表水泳選手育成の足固め

1958年にアジアの五輪「アジア大会」が東京で開催され、1964年の

東京五輪を控えていた事も、全国各地の学校にプールを設置する機運に繋がりました。将来の日本代表の選手を輩出するために。

 

各地に設置された学校プールでしたが、今では経年から老朽化が

進んでいます。築「50年」を越えたプールも珍しくありません。維持管理のコストも年々高くなっています。最近の「プールを解体撤去」

した学校もあります。プールを廃止した学校の授業は近所にある公営プールで実施か、民間のスイミングスクールに外部委託して

います。多くの学校が1学期の6月~7月・夏休みの一部期間で児

童に使われる程度。他は「消防水利」として溜めたままが一般的。

 

学校の児童生徒が使うだけでは私自身も「勿体ない」と思います。

鹿児島市の松元(旧・松元町)の「せせらぎプール」

隣接する「鹿児島市立松元中学校」のプールですが、夏休み期間

は「地元住民に一般開放」しています。画像はプールの入場券。

25Mプールが8コースもあって広いです。こどもプールも設置されて

います。地元の学校プールが開放されるのは、地域住民にとって喜びです。プールへ行きたいが、家の近くに「一般市民プールが無

い」人もいます。近所の学校プールが使えたらどれだけ便利で嬉し

いかですよ。他には霧島市立福山小学校のプールも夏休み中は

一般開放されます。