おしゃれなお家の一部屋に案内されてこのセラピーを受けたい理由など、カウンセリングが始まった。
夫のアスペルガーの話。
どうせあなた(ヒプノセラピストであり心理士)に話したってアスペルガーの知識はあったとしても一緒に暮らす苦しみはわかるまい!
と思っていた。
でもなんか話してるうちに、なんでこんなにブンブン首を振って頷いてるの?と思ったら。。。
30分ぐらい話したところで彼女から
『実は私の夫もアスペルガーで、息子は自閉症なんです』
とカミングアウトされた。。。
あー納得(笑)
もう少し早く言ってくれたら良かったのに
顔出し家出ししてるから、言うの迷った気持ちもわかるけど。
でも例えそれが心理士だろうとこの苦しみを取り除くことは出来ない。
それならブロ友さんたちの、カサンドラを乗り越えたみんなの考え方を学んでる方がよっぽど為になる。
彼女は一生懸命少しでも楽にしようとしてくれてるのはよくわかるんだけど、
もー、その話いいから早く過去世行こう!って何度も思いながら聞いてて(笑)
1.5時間は話してただろうな
やっと、ヒプノセラピーへ。。。
催眠始まって結構経って、ハイ、過去世が近づいていますよーって頃に夫から電話。。。
嘘でしょ?!
携帯の電源切らなかった私が悪いけど、催眠療法かかりに行くこと知ってんのに2度もかける?
ほっぺになんかあった!?
結構ずーっとなってて心配になった。
なんか、入りかけた催眠がスーッと解けて戻ってきた感じがしてしまった。。
それでも、催眠は続く。
先生『あなたのイメージの練習をします。今、お花畑がパーっと一面広がっています。お花は何色ですか?』
私『え、、、いや、何も見えません。』
先生『いいんです、何色だと思いますか?』
私『、、、じゃあ、、白?』
みたいな(笑)
見えてないけど。
こんなやりとりが続いて過去世の世界に導かれる。
先生『さぁ、今あなたは過去世の世界に降り立ちました。足の裏は硬いですか?柔らかいですか?どんな感じですか?』
私『うーん、硬いも何も、、何も、、、』
先生『いいんです、硬い感じですか?柔らかい感じですか?』
私『えーと。じゃあ、、、硬い?』
初めは完全に作り話な感じで自分でなんとなく作って行ってる感覚だった。
でもだんだんその自分に感情移入して、結局私は終始号泣していて。。。
でもビジョンとしては何も見えていない。
ずーっと感覚のみ。
立っていた場所は人がちらほら歩いてるレンガの道。
住宅街でのどかな場所。
20才位の女性で栗色のウェーブがかかった長い髪。
自分がその人になってる感じなので顔はわからないけど感覚で鼻が高いのがわかる。
赤いドレスと靴。
でもそこでは何も起こらないし起こる気配も感じなかったので、次は生まれ育った家へ行ってくださいと言われた。
私は5〜6才位の子供になって実家の前に立っている。
大きな家。
不思議なことに、外観や家の間取りがパーっと浮かんでくる。
ドアから入ると右手にL字型の大きなキッチンがあって。
その前には大きな薄い色の木のテーブル。
あっちに暖炉があって、階段があってってありありと浮かんでくる。
見えてないけど(笑)
まず浮かんできたのはお母さん。
大好きな明るくて優しいお母さん。
いつもニコニコしていて私を包んでくれる人。
いつも味方でいてくれるお母さん。
キッチンでご飯を作ってくれてる間、私はテーブルに頰をつけて待っている。
この時間が大好き。
先生『他には誰かいますか?』
私『、、、お父さんがいます。』
その姿を見た瞬間、ドーンと重なった。
そう、この人こそ今生の夫…
胸が苦しくなる。
先生『お父さんはどんな人ですか?』
私『無口です。何考えてるかわからなくて私はいつも顔色を伺っています。彼は全然笑いません。怒ってるみたいに見えてるけど怒ってない。
ガタイが大きくて背が高いです。』
先生『お父さんのことは好きですか?』
私『うーん、好きではありません。』
先生『じゃあ、嫌いですか?』
私『嫌いでもありません。』
先生『怖いですか?』
私『怖いというより、どうしてそんなに笑わないの?もっとお喋りしたいし甘えたいと思っています。私は愛してもらえてないと悲しく思っています。
お母さんが可哀想と思っています。』
先生『じゃあ、次はお母さんの中に入ってみましょう。あなたはお母さんの考えが何もかもわかるようになります。
3.2.1 ハイ!』
そして私はお母さんの中にスーッと入って行った。
…といっても何も見えてはいないんだけど(笑)