不思議な魅力、不思議な存在感の女優・桃井かおりのエッセイ。
週刊新潮に連載されていたコラムをまとめたもの。
語彙や物事に対する視点が面白い。

幼少期の思い出、女優として取り組む仕事に対する想い、友人、パリやベトナムなどの海外旅行エトセトラ。
著者の素直な表現で綴った失敗談や日常、様々な経験が49編収っている。
潔い文章から、著者の性格を感じ取れる。

装丁も自ら手掛けたらしく、個性的な毛筆の表紙はなんとなく心に残る。

ちょっと憧れる大人の女性の著者。
著者の意外な一面や、やっぱりこんなタイプなのねと思える一面を垣間見れる息抜き用にはもってこいの1冊。

<新潮社 2004年>

著者: 桃井かおり
タイトル: 夢チャンネル