NYに住む友人が或る日メールで教えてくれた。
「今、スクラップブックを作るのが流行ってるのよ」と。
思い出の写真を色紙やシールなどで装飾しオリジナルのアルバムのようなものをコツコツと作るそうだ。
私も昔、修学旅行や友達との旅行後に作った経験がある。
そんなことを思い出し、溜まっている写真を整理するついでにスクラップにしてみるのもいいなと思い本書を購入した。

カリフォルニア在住の著者がシリコンバレーので働いていた7年前に愛娘の写真の整理にとスクラップブッキングを始め、その魅力に開眼しはまっていったそうだ。
現在は会社員を辞めてスクラップブッキングの総合コミュニティサイトの運営やネットショップの経営を本業とし、スクラップの認知と研究に努めている。

基本的な作成方法から様々な道具の使用法、アレンジ方法、テクニックやアイデアが詰まっている。
「こども」「結婚式」といったジャンル別のコーナーもありイベントに合わせてスクラップしていく楽しみが紹介されている。
アメリカのスクラップブック事情なども載っていて大変興味深い1冊。
インドアの趣味を探している方に、スクラップを提案してみたい。

私は早速友人の出産のプレゼントに赤ちゃんの写真をスクラップしてプレゼントしてみた。
結構費用がかかるのが難点だが、作る楽しみ+プレゼントして喜んでくれるとうれしくて次のスクラップは何にしよう!盛り上がってくる。

<学陽書房 2004年>

著者: 久米 英美子
タイトル: 大好き!スクラップブッキング―思い出の写真で、すてきなアルバムを