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男性かと思いきや、女性なのだ。
類稀なる面白本を生み出し続けている。
自宅に居ながら様々な旅へ誘ってくれるのが本書。
インド映画の世界、雪国での田舎生活、、大相撲観戦など濃い内容で胸焼けしそうなほど。
ただの旅本ではなく、著者の若かりし日のエピソードや趣味嗜好にまつわるエトセトラなど宝箱のように開けばザクザクと色々な物語が飛び出してくる。
私はバックパック旅行なんて一切興味がなく、きちんとツアーで大きなホテルに泊まり・・・なんて旅ばかりしているので著者とは系統が違うが、なぜか楽しめるのだ。
ただただ引き込まれ、理屈抜きに楽しめてしまう。
もちろん文才もあるが、ほのぼのとしてインパクト強なイラストも効果的で素晴らしい。手書き文字も趣があり私の好みである。
一度手にしたらハマる人が続出しているグレゴリ青山。
旅好きであろうとなかろうと、読んで損はなし。
忙しくて最近笑ってない、疲れてる、アナログが恋しいなんて方におすすめの1冊。
<メディアファクトリー 2004年>
著者: グレゴリ青山
タイトル: グ印観光