毎度お騒がせして申し訳ありません。

 

またまた「怖い絵本」のお話です。

先日お話しいたしましたエドワードゴーリーもさることながら、

 

 
 

今日は日本の怖い「絵本」についてです。

このような雑誌のバックナンバーを取り寄せまして、興奮しています。

 

 
 
 

こちらの「モチモチの木」は有名ですね。斉藤隆介作 滝平二郎絵。

豆太は外にある大きなモチモチの木が怖くて、夜、外のトイレに行けない。

でもある日、大好きなジサマが夜中に腹痛を起こしてしまい、

豆太は勇気を振り絞ってお医者様を呼びに行くお話しです。

そして豆太は「勇気」を学ぶのです。

お話しだけではちっとも怖くない。

絵本とは不思議です。絵があって始めて全貌を感じとれる。

大人の小説とは明らかに一線を画しています。

 

美しくも怪しい絵が連れて行ってくれる不気味な世界。

怖いけれど覗きたい気持ち。

心の中に誰もが持っている恐怖、

それは元々自然と一体を成すものだったのではないでしょうか?

恐怖とは同時に生きていく上での大事な事も学ぶのではないでしょうか。

 

私はこの雑誌で「怖い絵本」ランキング3位にランキングされた

「ねないこだれだ」せなけいこ作 に子供との

沢山の思い出が あります。

 

 
 
            長女が幼い頃作った紙芝居
             紙芝居の続き 切り絵
 

「ねないこだれだ」の怖いところは、

女の子が寝ないので遂にはお化けに連れ去られてしまうのですが、

下半身がお化けになってしまっているところですね。

 

私の長女が幼児の頃とてもこの絵本がお気に入りで、

ついには小学校一年生の夏休みの作品に切り絵で紙芝居を作りました。

 

それは大事にとってあり、今では孫にも読んであげています。

 

その他ランキングで17位の「地獄」こちらは最近購入しました。

 

 
 
 
 
 
 
 

とても怖い絵ですが孫は怖がりませんでした。

理由は幼稚園のお楽しみ会で「じごくのそうべえ」を演じて

ストーリーをあらかた知っていたからでした。

子供は案外怖い絵本をすんなりと受け入れるものなのだなぁと改めて感じました。

 

たかが絵本、されど絵本、侮るなかれ、絵本には子供だからこそ学べる

人生訓が沢山、沢山、詰まっていたのです。

それがたとえ「怖い絵本」でも。

もちろん大人にも。

 

 

長くなりましたので、

エドワードゴーリーについてはまたの機会に。

 

まとまりのない乱文お許しください。

 

今日も長々とお付き合い頂き、誠にありがとうございました。