いつのまにか9月。

まだまだ暑いですが、日の入りは少しずつ早くなっているようです。

子供たちは夏休みも終わり、

そろそろ 切り替えないと、という時期でしょうか?

 

私はというと、一年が年々早くなる気がいたします。

 

先日ブロ友様の(おこがましいですが)ピーママさんより

夏目漱石の「夢十夜」をご紹介いただきました。で早速。

 

 

 

 

 
児童書なのでルビがあったり、その時代の言葉に解説があったり、装丁も気に入りました。
「夢」なのでしょうが、摩訶不思議な世界です。
 
第三夜、自分の子を背負っているのですが、眼が潰れていたり、何でも見えていたり、怖くなって、捨ててしまいたくなるのですが、その子供が「100年前にお前は俺を殺しただろう?」と。
夏目漱石にもこのような作品があったのですね。
 
こちらの本のテーマが全編「夢」に因む文豪作品集でしたので、
私は谷崎潤一郎の「病褥の幻想」に共感を覚えました。
要約すると、歯痛が酷くて、痛みには音感すらあるというのです。
あんな痛みこんな痛み。
でその痛さが限度を超えると痛いやら痛くないのやらわからなくなり、
いつの間にか怖い地震の話にすり替わり、地震が来たらこうしてあーしてと策を練るのですが、その間、歯の痛みは忘れてしまいます。
「夢」が覚めて、また歯が痛くなり「夢」だったと気づくというお話です。
 
期せずして面白い本に出会いました。
 
「夢」という事で、思い出す不思議な映画があります。
 
「ライフオブパイ」をご存じでしょうか?
ベンガルトラと青年パイの壮絶な漂流物語。
同乗した動物は次々に虎の餌食に。
しかしながら最後には、とんでもないどんでん返しが待っています。
虎🟰パイ。動物🟰人間。だった?
多分宗教的な意味合も大きいかと。
この衝撃を忘れることはできません。
久々に原作を読み直したくなり注文してしまった。
映画も観れたらまた観たいですね。

          (自宅にあった映画のパンフレットです。↑)

 

 

 

同じサバイバルものとしてAmazonプライムで視聴可能なドラマもあります。

原作「ザ テラー」実話でもあります。1845年に英国海軍フランクリン遠征隊のエレバス号とテラー号が北極圏で乗組員全員行方不明になった話です。

現実は想像を超える。氷河の恐怖。

 

 

視聴可能な方、おすすめです。

 

「夢」の話から

少し飛躍してしまいましたが、

古代人は「夢」を彼岸からのメッセージと捉えて神聖視していたとか。

「夢は第二の人生である」と言った人もいますからね。

 

 

 

 

               おまけ😆

 
THE BRITISHU MUSEUM
のフィギュア
「ルイス島のチェス駒、ラムセス2世神殿の王名表、他」

 

             (自宅コレクションより)
 

夏のお疲れが出ませんように。

本日もとりとめのないお話にお付き合い頂き恐縮です。

ありがとうございました。