珍しく遠出いたしましたので記しておこうと思います。

松島では雄島を訪れました。
元は極楽浄土行きの為の霊場でしたが、松尾芭蕉が「奥の細道」を発表した事と廃仏毀釈により霊場から景勝地に変貌したようです。
先ずは極楽浄土への架け橋でしょうか?赤い渡月橋を渡ります。

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橋を渡って
最初に現れたのが「おくの細道」の立て札です。
元禄二年(1689年)『おくのほそ道』の旅の中で
芭蕉と曾良は塩釜から船に乗って、
ここ松島の雄島を訪れています。


おねだり

何が書いてあるのでしょうか?
雲居禅師の座禅堂です
 
 
 
「朝よさを 誰まつしまぞ 片心 」芭蕉
一日中こんなにも松島に心ひかれるのは誰かが待っているのか。それとも自分の片思いか。恋心💓にも似た切なさに、胸が締め付けられた。
「松島や 鶴に身をかれ ほととぎす 」曾良
ホトトギスよ、松島の絶景にふさわしい鶴の身を借り鳴いておくれ。
立て札無しでは読めません。💦
芭蕉は松島では寝ようにも興奮のあまり眠れず句は読めなかったらしいです。
沈黙する事でかえって松島の素晴らしさを表現したとも。
 
 
 
石碑はあちらこちらに💁‍♀️読めません。
建物跡で残っているのは周りの岩窟群のみです。
 
 
 
 
 
島には無数の卒塔婆や苔むした仏像があり、
不思議な雰囲気です。
松尾芭蕉も松の間から眺めては感嘆のため息をついたのでしょうか。
ヨットや観光船は見えなくても、小さな釣船や渡し船等は見えたかもしれません。
 
そんな物思いに耽れるのも非日常で嬉しかったです。