あゆみ | 『奥様はねこ!!!』ブログ

あゆみ

昨日は更新できずにすいません


突然のお知らせですが



昨日(22日)の21:30にあゆみは息を引き取りました。



死因は…




安楽死




それを選択したのはおいらです



あゆみが倒れている所を見つけた時から、絶対に選択したくなかったものを選んでしまいました。それを選ぶしかなかった。。。。



昨日もあゆみのお見舞いに行ってきました


行ってすぐに先生に言われた言葉が


もう危ないです


でした。このまま体力の回復を待っても衰弱していくだけなので、衰弱の原因となっている腹膜ヘルニアを手術するか、このまま眠らせてあげるか。


今、手術をしてもあゆみが耐えれる可能性はもの凄く低い。麻酔をした時点でそのまま亡くなる可能性が大きいと言われました。


『もしやるなら、たくましい横綱から血を貰って貧血が治っている今しかない』と言われました。


手術しても助かる可能性が低いし、助からなかったとしても手術の大きな費用がかかるのでどうしますか?と先生が気を使っていってくれましたが


手術をして衰弱の原因が無くなり、あゆみが回復するなら少しの可能性でも賭けてみたかった。あゆみを信じてあげたかった。


先生ならどうしますか?と聞いたら


『私なら1%でも可能性があるなら手術します』


と、おいらと同じ意見でしたし、その言葉に迷いは無く力強かったので、この先生ならなんとかしてくれると思ったのですぐに手術をお願いしました。


でもまた輸血をしないといけないという事で、手術中に輸血をさせてくれるねこを連れて来ておいてください。と言われました。


横綱は血を貰ったばっかりで頼めないし、ねこを飼っている知り合いにも連絡しましたが連絡がつかない。時間だけが過ぎていって気持ちは焦るばかり。病院のマスコットみたいなねこちゃんが受付にいたので、恥を承知で『この子の血を別けて下さい』といいましたが、もう随分と老猫のようでダメでした。


かなり経ってから、1人だけ連絡がついて、その友人が知り合いに声をかけてくれて2人駆けつけてくれました。その後、もう1人連絡がついて、全員で3人がねこを連れて駆けつけてくれました。


後は、血液が合うか合わないか。あゆみが麻酔や手術に耐えれるかどうか。神様に祈るだけでした。


しばらくして先生が笑顔でやってきて


『あゆみちゃん凄く頑張りましたよ』と。


手術中、何度も危なかったそうですが、なんとか麻酔にも耐えて、手術にも耐えてくれました。


お腹の中が腹膜炎を起していて、凄いひどい状態だったそうです。腐ってる部分や菌を取り除いて、後は抗生剤をガンガン打って回復を待ちましょうとの事でした。


駆けつけてくれたねこちゃんの血液も合ったので少し別けてもらいました。


麻酔から目も覚めて、あゆみに合うことも出来ました。横綱の飼い主さんもお見舞いに駆けつけてくれました。


麻酔が切れて時々痛そうにしてましたが、呼吸も安定していました。


面会時間が終わるまで一緒にいて、先生が『後は任せてください。また明日来てあげてください』と言われたので帰る準備をして受付で色々と手続きをしていたら先生が来て


『容態が少し悪くなったので、帰る前にもう一回会って帰ってください』


と呼び止められました。


痙攣が起きているようでした。もしかしたら危ないかもと言われ、あゆみに頑張れと渇を入れて帰りました。


もう一度、横綱にもお礼を言いたかったので、横綱の飼い主さんを家まで送っていき、横綱にお礼を言っていたら病院から電話がかかってきました。



『あゆみの呼吸が止まった』と。



慌てて病院まで戻りました。横綱の飼い主さんは辛いから行くのは辞めとくとの事だったので1人でいきました。


病院に駆けつけたら、気管に管が通されていて先生が手で酸素を送っている状態でした。


目も見開いてしまって凄い形相でした。


お腹の菌が、脳まで達してしまって、脳障害が起きて意識も無いとの事でした。


先生が手を止めてしまうと、酸素がいかなくなり、心臓も止まるとの事でした。


なんとかして欲しいと頼み込みましたが、こんな状態になってしまっては助かる可能性は0と言われました。


納得できませんでした。


『今まで、こんな状態のねこをいっぱい見てきたと思いますが、1匹くらい助かってる子はいるでしょう?』と聞きましたが、残念ながら見たことがないとの事でした。


脳障害が起きて、意識が戻る子は10分くらいで戻るらしいのですが、あゆみは1時間ほどこんな状態でした。


全然納得できませんでした。


今までこんなにも頑張ったし、麻酔と手術にも耐えたし、みんなが頑張れって応援してくれてるし、また奇跡的に意識が戻るはずと思って何回も呼びかけました。おいらが諦めたらそこで全部終わってしまうから、絶対に諦めたくは無かったんです。絶対に助けてあげたかった。元気になってうちのちびっ子達と遊ばせてあげたかったんです。


でも、全然意識は戻ってこなかった


残された選択肢は3つ


・機械類を全て外してこの場で見守ってあげる
・帰る途中に亡くなる可能性もあるけど最後は家に連れて帰ってあげる
・薬による安楽死


最初の2つは、酸素がなくなるので意識が無くても苦しそうに暴れるとの事でした


こんなのどれも選べるわけが無い。。。どれを選択しても結果は同じ。。。


さんざん、先生になんとかして下さいと食いついてみましたが、もうどうにもならないとの事でした。


先生が『この子は、凄い強い子です。色んな子を見てきましたがこんなに頑張った子はあんまり見たことが無い』と誉めてくれました。


そういえば、あゆみが倒れているのを見つけてから8日間。


あゆみはずっと頑張ってきました。本当に毎日、命を賭けて頑張ってきました。


別に悪いことをした訳でもないのに、体中に注射され管だらけで、生まれて2、3ヶ月の小さい子がこんなにも頑張ってきました。


こんなにも頑張れたのはみんなの応援があったからだと思います。


最後に意識がなくなったのは、8日間頑張り続けて、疲れてちょっと気を抜いてしまったのかも知れない。


そう考えると、最後は楽をさせてあげたかったんです。


あほな頭で、長い時間悩みに悩んだ末に


安楽死を選びました


これだけは絶対にさせたくない一心で頑張ってましたけどそれしか選べなかった。。。


最後はおいらの腕の中で逝きました


逝った後すぐに横綱の飼い主に報告の連絡をしました


あゆみが逝ったことを知ってました


不思議なことですが、あゆみが逝ったすぐ位の時間に、横綱が急に泣き叫びだしたそうです


それでたぶんそうなんじゃないかと、わかったそうです。


きっとあゆみが血液をくれた横綱にお礼を言いに行ったんだと思います。


今、綺麗に洗ってもらって、眠っているあゆみがおいらの横にいます


こんなあゆみを見て、色々考えると後悔することがいっぱいです。自分のあほさ加減に嫌気がさすほど、後悔ばっかりです。


でもそれはきっとあゆみも喜ばないと思うので、ここには書きません。自分の中で消化して同じ過ちを犯さないように前を向いて行きたいと思います。


たかだか、生後2、3ヶ月の子に沢山のことを教えられました。


あゆみの死はもの凄く意味のある死だと思っています。命を賭けて教えてくれました。


あゆみがこんなに頑張れたのも、本当に皆さんのおかげだと思います。皆さんのお気持ちが絶対にあゆみに届いていたんだと思います。


あゆみはそれに応えようとして一生懸命頑張りました。


どうか誉めてあげて下さい。いっぱい誉めてあげて下さい。


そして、あゆみの事を忘れないであげて下さい。


皆さんの記憶にある限り、あゆみは生き続けていけると思います。


本当に本当に応援ありがとうございました
○| ̄|_




あゆみへ

あゆみ!もうお前には何十回も謝ったからもう謝らないよ!
ホントよく頑張ったね!おいらもお前を見習って頑張ろうと思う!
昨日約束した通り、今度産まれてくるときは、ちゃんとおいらの子供になっておいでよ!
全然遊んであげれなかったから、今度はいっぱい遊んであげるからな!
元気でな!あゆみ!ありがとう!!またな!!!!


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あゆみ
2009年7月22日永眠。
享年生後約3ヶ月。