こんにちは!
子育てコンサルタント姫草すみれです。
子どもに多い忘れ物やテストでのケアレスミス、、、
「『しっかりしなさい!』と叱ったところで100%治らないのはわかっていても
具体的にどのようなアプローチをかければいいのかわかりません。。。」
このように子どものうっかりミスに悩んでいらっしゃる親御さんは非常に多いです。
せっかく頑張って勉強してきたのに本番でつまらないミスをして人生が変わってしまう。
将来大人になって大切な場面でケアレスミスをして信用を失ってしまう。
こんな風にはなってほしくないですよね。
本人の努力や才能をしっかりと発揮できるようにケアレスミス対策について徹底解説します!
子どものケアレスミスを防ぐ方法
----------------目次---------------
①どういうミスをするかは
子どもによって傾向がある
ケアレスミス具体例4つと打開策
②分析と対策に尽きる
③一事が万事
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①どういうミスをするかは
子どもによって傾向がある
ケアレスミスには、「やるべきことを忘れていた」「持ち物忘れ」「テストでのミス」など、様々なものがありますが、今回はテストでのケアレスミスを具体例に解説していきます。
他のケアレスミスにも応用が可能ですので、ぜひ読み進めてください。
勉強分野の中で、ケアレスミスが多いのは算数です。
問題用紙と回答用紙を何枚か見ていくと、その子がよくやってしまうケアレスミスに傾向があることがわかります。
例えば
1「暗算だったから計算ミスをした。」
2「字が汚いから数字を読み間違えた。」
3「答えがわかった瞬間気が緩んで転記ミスをした。」
4「計算スペースに上手く書ききれなくて計算ミスをした。」
などです。
それぞれ打開策を説明します。
1「暗算だったから計算ミスをした」
もし間違えた暗算が2桁×2桁だった場合、2桁×1桁までは暗算しても良いが2桁×2桁以上は「絶対に暗算しないこと」を伝えます。
どこまで暗算してもよくて、どこからしてはいけない領域なのか、しっかり線引きさせることが大切です。
2桁×2桁を暗算してミスした生徒に、「人生の大勝負で2桁×2桁を暗算するなんて、私だったら恐ろしくてそこまで自分を信用できない。」と、先生という立場の人間でも自分の能力を過信しないということを伝えたことがあります。
2「字が汚いから数字を読み間違えた」
よくあるのが0なのか6なのかわかりづらいというもの。
こんな時「ちゃんと書きなさい!」だけでは100%改善しません。
6年生であっても0と6を書く練習を直ちにさせます。
その時に「このミスを本番でしたら受験は失敗に終わります。0と6を書く練習をするのはこれで生涯一度きりです。その覚悟をもって今すぐ100回0と6の練習をするように。」
と言い、どれだけこれが重要なことなのか意識させます。
そして具体的に
「0と6の違いがしっかり分かるように0は最後必ず最初書き始めた位置に戻ってきて6のようにならないように。6はしっかり棒の部分を伸ばして0との区別がはっきりつくように。」と指示します。
ここまで伝えて初めて書く練習の効果が表れます。
ミスを見つけてすぐ「0と6を100回書いときなさい。」と指導し、数をこなしただけでは効果は表れません。子どもにしっかりと意識させる癖をつけることが大切です。
3「答えがわかった瞬間気が緩んで転記ミスをした。」
子どもに転記ミスがあることを伝えると、「えっ!?なんでこんなことしたんだろ?」とビックリするばかりでなぜそんなミスをしたのか理解出来ないことが多いです。
一番気が緩むのは気を張って計算して答えが出た直後です。そこで気を抜いて解答欄を間違えたり、数字を書き間違えたりする子どもが多いです。
まずは、「ミスが出ないように計算して解いて答えにたどり着いた時の気の張り方を解答欄に記入するところまで持っていくこと。気を緩めていいのは書いてからであること。」を伝えます。
転記する瞬間に気が緩んで間違えやすいということを自覚していない子どもが大半です。そして解答欄に書いた後は必ず両手の人差し指で解答欄と計算の答えを指さし確認するように伝えます。
4「計算スペースに上手く書ききれなくて計算ミスをした。」
例えば3桁×3桁のひっ算をする時、下にどんどん書いていくので縦幅が必要なことが前もって予想できます。しかし何も考えずとりあえずスペースを見つけて書きだしてしまい、書ききれなくなって字がグチャグチャになってミスをしてしまう子がいます。
前もってどれだけ計算スペースが必要か予想してから書くように指導します。
②分析と対策に尽きる
まずは問題用紙と回答用紙を用意し、解けたはずなのに解けなかった問題を探します。そして解けたはずの問題を落とした原因の箇所を探します。(ちなみに、解き方自体を間違えている場合はそのテーマの定着が弱かったり、難易度が高いわけですからケアレスミス対策とはまた違ったアプローチをかけていきます。)
そして対策を考えます。
この時、心に留めておくべきは「具体的な対策が思いつかない限り永遠にこのミスを繰り返す」ということです。
「今度から気をつけよう。」だけでは絶対にダメなのです。
これは忘れ物などでも一緒です。
親にプリントを渡すのを忘れてしまう子どもがいました。
「家に帰ったら一番に親に渡すように!」と伝えましたが再び親に渡すのを忘れてしまいました。
「家に帰ってこのプリントを親に渡すまで絶対プリント以外のことを考えてはならない!」と指示すると、その日はちゃんと渡せたのですが、しばらくするとまた渡すのを忘れてしまいました。絶対にプリントを親に渡す方法として最終的にたどり着いたのはお弁当袋にプリントを入れるという方法です。お弁当袋は毎日洗わなければなりませんから必ず親の手元に届きます。
根気よくミスが出ない方法を考えることしかケアレスミスを治す方法はありません。
③一事が万事
このケアレスミスが出たときに「アホやっちゃった(てへぺろ)」で終わらせず本気で「どうやってミスをなくすか」考えると飛躍的に成長します。
まずは親であるあなたが
「あ、今日スーパーで○○買い忘れた。」
「あ、100均寄るの忘れてた。」
など、自身にも起こるケアレスミスについて今日から本気で対策を考えてみましょう。
そして自身がケアレスミスを減らした方法を子どもにも伝えましょう。
そうすれば子どもも「どうやってミスをなくすか。」という発想が出るようになります。
子どものケアレスミスをなくす方法
----------まとめ----------
①どういうミスをするかは
子どもによって傾向がある
具体例4つと打開策
②分析と対策に尽きる
③一事が万事
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