ハートフルでチャーミングな作品でした。


 

自分勝手な父親に振り回されて絶縁を言い渡されてしまったリリーは、何とか連絡を取ろうとFacebookで父親の名前を検索します。そこで見つけたのは父親と同姓同名の男性ボブ。コメントに“いいね”をつけてくれるのが嬉しくて投稿するうちに、彼との親交が始まり、やがて二人は親密な関係を築いていきます。

 

自分の悲しみから心を閉ざしていたボブが、リリーと出会って変わっていく。そしてリリーも父親の代わりではなく一人の人間としてボブを大切に思うようになる。孤独な若い女性と父親と年の近い男性の友情を超えた繋がりが素敵でした。リリーとボブのかけがえのない関係に心からのエールを送りたくなりました。


笑ったり泣いたり、感情を素直に出すリリーはとても魅力的です。でも彼女は怒りをぶつける事だけは出来なかったんですね。そんなふうに育てられた彼女が哀しくも愛おしかった。リリーを演じたバービー・フェレイラが素晴らしかったです。


映画を観て泣いたのは久しぶりかもしれません。暖かい気持ちで映画館を後にできる作品でした。

 

シネマナビ!で印象に残った一言:

「『人は誰しも傷ついている』というボブの言葉が印象的です。……でも、このふたりはその傷を舐め合うわけではなくて、一緒に過ごした時間が、相手にとっても自分にとっても力になっていくんです。」

 

 

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anan編集部

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