goldfish
例えばそれは小さな金魚
ひとつのイノチが閉じ込められている
そのハコが世界で全て
弱った金魚が
いつまで生きているだろうかと
感情の見えない目をみつめてみても
視線を逸らした隙に
そのイノチが終わるんじゃないかと
カラダを斜めに揺らし
流されるように
時に抵抗するかのようにもがく
ハコの外でそれを眺め
どうすることもできないし
何かを感じることもしたくない
その何かを遮ることで精一杯
終わりはいつか今か
目を離し
ハコから離れ
再び目を向けた時にはもうお終い
あの金魚の
最後の鼓動はいつだったろう
ポンプからの空気
いつかは同じ終わりを見る金魚達
揺れる藻
そんなものに動かされることはあっても
自力で動きだすことはなく
カラダを横にしたその曲線に
妙な感覚を思い出す
なんの感覚だろう
これは
そう
昔
誰もいない校舎の
心底冷たい廊下を
ひとり裸足でひたひたと歩いた時のような
魚の目が嫌い
空洞のようで
でもそれに感情が見えたなら
きっともっと嫌いだっただろう
ひとつのイノチが閉じ込められている
そのハコが世界で全て
弱った金魚が
いつまで生きているだろうかと
感情の見えない目をみつめてみても
視線を逸らした隙に
そのイノチが終わるんじゃないかと
カラダを斜めに揺らし
流されるように
時に抵抗するかのようにもがく
ハコの外でそれを眺め
どうすることもできないし
何かを感じることもしたくない
その何かを遮ることで精一杯
終わりはいつか今か
目を離し
ハコから離れ
再び目を向けた時にはもうお終い
あの金魚の
最後の鼓動はいつだったろう
ポンプからの空気
いつかは同じ終わりを見る金魚達
揺れる藻
そんなものに動かされることはあっても
自力で動きだすことはなく
カラダを横にしたその曲線に
妙な感覚を思い出す
なんの感覚だろう
これは
そう
昔
誰もいない校舎の
心底冷たい廊下を
ひとり裸足でひたひたと歩いた時のような
魚の目が嫌い
空洞のようで
でもそれに感情が見えたなら
きっともっと嫌いだっただろう