生まれ変わるなら江戸がいい

生まれ変わるなら江戸がいい

昔の時代劇や時代小説、浮世絵や江戸の暮らしの話など、ゆるくまったりと。

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消えゆく行事は多々ありますが…

亥の子餅(玄猪)もその一つかと思います

 

亥の子餅は10月最初の亥の日、亥の刻に餅を食べると万病を除くというものです

 

古くからの慣習で『源氏物語』にも出てきます

私が亥の子餅を知ったのも『源氏物語』でした。

 

(どんな美味しい餅なんだろう? 

 べこ餅とかういろう系?)

などと、初めて聞いた餅にワクワクしたおぼえがあります。

 

今考えると、平安時代に甘い餅はないですね

日本に砂糖が入ってきたのは遣唐使の頃。

当時は薬としての扱いでした

 

時は下って室町時代。

『庭訓往来』に、足利義政が砂糖を使った羊羹を禅僧にふるまったという記述があります

この時点でも甘い菓子は最上流階級のもののようです

 

砂糖を使った菓子が庶民の口に入るようになったのは

砂糖の国産化ができる江戸時代になってからでした。

 

さて、宮中行事だった亥の子餅は武家に伝わり、さらに町民へ広まりました

 

「武家にては公の例にならひて、白赤の餅を家臣に給るなり。

 町家にては牡丹餅を製す。」(『東都歳時記』)

 

町人は牡丹餅かあ……。

いや、牡丹餅も好きですけどね。

 

10月上亥の日は今年は11月7日です。

 

今は一部の和菓子屋さんなどで売られています