櫻葉❤Still しょうちゃんハピバス編 5 | 櫻と葉っぱの物語❤

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櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

 櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

はじめましての方へ→ こちらへ

 

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Side S

 

 

 

 

 

 

 

 

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「なんかハズい」

 

 

「まだ着れるな」

 

 

「ちょっと無理があるでしょ」

 

 

「そんなことない。可愛い」

 

 

 

わざわざリビングまで行って着替えてきてくれた雅紀は

 

思った以上にあの頃の雅紀だった。

 

 

確かに袖は少し足りないし全体にパツパツしてはいる。

 

 

それでもやっぱりその服は特別。

 

特別な雅紀。

 

 

あの頃より明らかに大人になった雅紀は今でも

 

可愛らしい面影と純粋なナニカはあらゆるところに残っている。

 

 

それは細い首筋や、潤みがちな瞳や唇。

 

 

そして、背中を向けたときにチラリと見える

 

髪が揺れる、そのうなじ辺りのラインとか。

 

 

そんな雅紀がその服を着てしまえば

 

俺の頭ん中ではもうあの頃の雅紀が目の前に現れる。

 

 

 

「はぁ、、、やば」

 

 

「なんかしょうちゃん、いつもと目つきが違う」

 

 

「そりゃあお前、、、学ランの雅紀はヤバいでしょ」

 

 

「昔を思い出す?」

 

 

「思い出すなんてもんじゃない。マジで」

 

 

 

立ったままの雅紀に近づいて間近でその姿をマジマジと見つめると

 

身 体中がバ クバクいってはぁ、、っと息を吐いた。

 

 

 

「っ、、、見すぎ」

 

 

「だって可愛い。ずっと見てたい」

 

 

 

指で唇をなぞれば

 

その唇はあの頃の唇に変わる。

 

 

そのまま細い首 筋を撫でると雅紀もア ツい息を吐いて

 

瞼を伏せる雅紀は完全にあの頃の、、、高校生の雅紀だ。

 

 

 

 

あの頃。

 

 

寒そうなこの首筋にキスをしてそして、、、

 

この唇に唇ではじめてふれたとき。

 

 

本当にドキドキした。

 

全身が心臓になったみたいにバクバクした。

 

 

 

高校生。

 

未成年。

 

 

、、、男同士。

 

 

 

いろんなものを中途半端に考えて、決意も決断も出来ていなかったあの頃、

 

キスの数すら大して多くない。

 

 

本当はもっとしたかった。

 

 

触っていたかった。

 

 

だから、、、

 

 

 

「マジでヤバい。可愛い。触りたい」

 

 

「・・ってかもぅ触ってんじゃん・・・」

 

 

 

小さい頭を手のひらで引き寄せるようにしてキスをする。

 

柔らかい髪もそのまま、、、あの頃の雅紀だ。

 

 

 

唇を開いて舌 が絡むともう止めることは出来ない。

 

下 半身をくっつけると、

 

雅紀ももう、しっり反応していた。