櫻葉❤
※オトナ要素アリ
ご理解ある方のみおすすみください☆
**************************************************:
Ｓｉｄｅ A
1本目の収録が終わった。
本番では大きな問題はなかったはずだ。
しょうちゃんとは
なんとなくぎこちなくて
いままでとは違ってしまっていて、、、
こころのどこかにずっと痛みが走っていたけど。
それでもしょうちゃんといられることは
やっぱり嬉しかった。
なんでもいい。
しょうちゃんが好きだ。
やっぱりそう思う。
「相葉さん」
「あ、、、ニノ」
廊下でニノにすれ違った。
ニノが足を止めるからオレもなんとなく止まった。
「トイレ？」
「うん」
「、、、ねぇ相葉さん」
「なに？」
「まだ翔さんが好き？」
、、、突然言われて戸惑った。
「、、、なに？突然」
「、、、翔さんのことが好きなんだろ？」
「、、、、、うん。大好き」
「、、、じゃあ嘘つくなよ」
「うそ？」
「相葉さんのいいとこ。嘘がつけないとこだろ」
「え？」
「、、、本当はどうしたいの？」
「、、、」
「相葉さんの嘘がつけないとこ、俺好きだよ」
目を合わせずにそう言って
ニノは行ってしまった。
ひとり取り残されて
オレはちょっと固まった。
【嘘をつくな】
しょうちゃん、、、
、、、オレは、、、いまだってしょうちゃんが一番だよ。
しょうちゃんだけが特別だ。
でも、、、
、、、いったい、、、どうしたらいいかな、、、
しょうちゃん、、、
オレ本当は、、、
ぜんぜんダメなのかもしれない。
しょうちゃんが一緒にいてくれないと、、、
やっぱダメなのかもしれない。
ーーーーーー・・・・・
「あ、、、」
「、、、っおつかれ」
「うん、、、おつかれしょうちゃん」
トイレの前でしょうちゃんに会った。
やっぱりぎこちなくなる。
もうこれはどうしようもないんだろうな、、、
【嘘をつくな】
ニノの言葉が頭をよぎる。
、、、しょうちゃん、、、
「「、、、あのさ」」
、、、あ
声が重なった。
「ごめ、、、なに？相葉くん」
「あ、、、うん、、、、えっと、、、、、」
「、、、、、あのさ相葉くん」
「っごめ、トイレ行くね」
「っぁあ、、わりぃ」
逃げるようにしてトイレに駆け込んだ。
さっきより身体の奥が痛い。
これ以上は耐えられないかもしれないと思った。
今日はまだ、もう1本ある。
気づけば
やっぱり涙が溢れている、、、