櫻葉❤
※オトナ要素アリ
ご理解ある方のみおすすみください☆
**************************************************:
Ｓｉｄｅ S (with Nino)
「わりぃな、、、なんか」
素直に謝った。
「そう思うなら嘘つかないでよ」
責めるでも
なじるわけでもなく
とても悲しそうにニノが言う。
、、、俺ってどうしてこんななんだろう、、、
「、、、相葉くんってさ、ニノといる時って笑ってるよな」
「、、、」
「俺といる時って泣いてばっか。
、、、まぁ、、もうニノも知ってるだろうけど」
「、、、」
「、、、俺だってできれば泣かしたくないんだよ、、、でも
なんか泣かせちゃうんだよな」
「、、、」
「好きなのに、、、なんでダメなんだろうな」
「、、、翔さん、、、わかってないの？」
「、、、ニノはわかんの？」
「わかるよ。ちょー簡単だよ」
「、、、」
「明日。話して」
「え？」
「明日。相葉さんと話して」
「、、、何をだよ」
「ホントのことだよ」
「、、、正直、、、相葉さんのほうが
話せる状態かはわからないけど」
「、、、」
「仕事だし、、、現場では無理だと思うけど」
明日は5人の収録だけで仕事は終わりだ。
たしか、相葉くんも、、、
「二人でちゃんと話して」
「、、、、、もう泣かせたくないんだよ」
「、、、違うよ」
、、、ニノは、、、いったい何に気づいてるんだろう、、、
「ニノってなんで相葉くんのことはよくわかんの？」
「、、、翔さんだってホントはわかってるでしょ」
「ww ぜんぜんわかんねーよ」
「ウソだ」
嘘、、、
そうなのかな、、、
本当はわかってるんだろうか、、、
「翔さん、、、
相葉さんが俺と話してて楽しいのは
翔ちゃんのことを話してるからだよ」
「、、、え？」
「相葉さんはいつだって
翔さんのことを楽しそうに話すから」
「、、、」
「俺と話してて楽しいんじゃない」
「、、、、、」
「翔さんの話しをしてて楽しいんだよ」
知らない、、、
そんなことは知らなかった。
「もういいだろ？いい加減。ちゃんと前向いてよ」
前を向くってなんだよ、、、
いったい、、、どうすれば、、、、、
「ヤなんだよ、、、こういうの、、、」
やっぱり苦しそうにニノは言った。
好きなのに、、、なぜダメなんだろう。
そばに居ると
嬉しいのに苦しい。
一緒に居たいのに
そばに居るとすごく悲しい。
こんなの、、、愛とかじゃない、、、
そうだろう？
でも、、、だったらこれは、、、
この想いは
なんなんだろう、、、、、