ニムルを探す旅に出たリムル達は。。。
「リムル様。。。これは。。。」
ベニマルが言葉を失うのも無理はなかった
そこには人間の死体がたくさん置かれていた
「酷いな。。。」
「リムル様。ここの国の王がニムルによって殺されほとんどの国民がこの国を逃げるように離れた模様です」
ソウエイの情報は確かだった
ニムルに立ち向かったのではない
ニムルが徹底的に人間の居場所を滅ぼそうとしているのだ
(ニムルはどんだけ人間に恨みがあるんだ?)
口を開いたのはハクロウだった
「リムル様。これは私の考えなのですがもしリムル様の分身に心が芽生えあの一件で人間を恨んでいるとしたら。。。それはニムルが人間を滅ぼすきっかけになるのではないでしょか?」
あの一件。。。それはリムルが魔王になった時のことだ
「確かにな。。。心が芽生える。。。そんなことあるのか?」
「聞いたことありませんね」
「可能性の話なのですが。。。何者かが邪悪な心を作って分身に宿した。。。とすれば」
「魔王クレイマン!」
ベニマルが大きい声を出して続けた
「だからクレイマン達は何も手を出さない!それだとつじつまが合います!」
「情報が足りないな。。。」
「リムル様」
「どうしたソウエイ」
「ニムルの仲間の情報なのですが。。。捕食者を使ったとの情報が」
「ということはそれも分身。。。か?」
「はい。その時スライムのように形が変わったという情報も。。。」
「その線が濃いな。。。とにかくこれ以上被害を大きくするわけにはいかない。まずはニムルを探すぞ!」
「情報を集めてきます」
「頼む!」
ソウエイはより情報を手に入れるためどこかへ行ってしまった
「それとリムル様。。。そのお姿ではニムルと勘違いされ戦闘が始まるやもしれません。スライムに戻ってみてはどうでしょう?」
「そうだな」
「よし、俺達もニムルが次どこを襲うのか情報を集めよう!」
その頃ジュラ・テンペスト連邦国では。。。
「うわあああああああああ」
一緒に行けなかったシオンが泣いているのだ
「シオン!あなたはお兄様に変わってここを守る使命があるのでは!?」
シュナがそう言うとハッとしたのかシオンが
「分かっています!ベニマル様に変わって私がここを守ります!」
「頼りにしていますよ」
「お任せを!!」
シオンの子守りはシュナが最適だった