ここ数年はだいぶ落ち着いていたと思う
それでも
1人で外出している時は
頭の中で
壊れたビデオが同じ場面を何度も流し続ける
街並みはボヤけて見える
水面に乗せた絵の具をゆっくりとかき混ぜる様に
意識の境目が消えていく
12年も続くと不安や恐怖は慣れる
気を緩めると涙が溢れる
強くならない
変わらない
情け無い
音量を最大にして音楽を聴き
耳に意識を向けて
家路を急ぐ
誰も知り合いがいないこの街で
静かに過ごして
歳上の夫を見送って
最期は1人で死んでいく
そんな人生になると思った
妊娠して
喜びと恐怖に包まれた
産んでしまうともう守れない
外は常に危険が待ち構えている
乳児、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人
いくつだろうと
何が起こるかわからない
自分のミスで一瞬目を離したり判断を間違うだけで
取り返しがつかなくなることもある
自分さえもこどもに害をなす存在になり得る
女の子だったら…
男の子だったら…
どうしよう
守りたい
もう一度自分と向き合って
治さなければ
無理に繕った心のほころびから漏れた物が
こどもに悪影響を与えることになる
こどもに
人生は自分の力で楽しく出来ると伝えたい
危険もある事はしっかりと教えたい
どんな時でも安心できるように寄り添いたい