【早希side】
ついたのは、学園内にある寮だった。
早希「ここは?・・・・寮?ですか!?・・・・」
私がそう質問すると、優斗はソっと近づいてきて・・・・
優斗「早希さま?・・・お言葉ですが・・・その話かたはやめてください」
早希「え!?・・・・すいません・・・気をつけます・・・・」
優斗「敬語などは禁止です・・・・「何とかだよね?」とかでよろしいのです」
早希「・・・・あっ・・・ん・・・わかった!・・・・」
優斗「それはよかった・・・・・」
優斗・・・・あなたの笑った顔・・・なんでそんな可愛いの?
早希「ねっ・・・ねぇ?ゆっ・・・優斗!・・・・・・・」
優斗「・・・・はい・・・なんでしょうか!?」
早希「この寮・・・なんで汚いの!?」
優斗「それはですね?・・・早希さまの成績が悪いからです。
早希「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!・・・成績関係あるの?」
優斗「成績がよくなれば別の寮に移れますよ?・・・」
ここは、成績関係のあるお嬢様学園のお嬢様ボロ寮らしい。
早希「でもまぁ・・・・部屋が広いし!!いっかぁ・・・・・・」
優斗「そうですね・・・・わたくしと早希さま2人で充分な広さです」
あ?・・・・わたくしと・・・・???意味がわからない・・・・ぇっ・・・
早希「いま・・・・わたくしと?って言ったよね・・・どういう意味?」
優斗「あっ・・・・はい・・・執事はですね?・・・お嬢様に何かあってはいけないので
同居のような感じの生活をするのです!・・・・ですが、お手洗いと浴室は
一緒に行きませんから、ご安心ください・・・早希さま」
丁寧なご説明ありがとう・・・・なんて言えるわけないでしょぉぉぉう!
早希「もぅっ!こんな方式・・・はじめてよ・・・なんで同居式なのよ!!」
優斗「あたりまえです・・・早希さまに何かあったら、わたくしがお仕置きを
受けるのでありますから」
早希「・・・・・そんなことはいいのよ!・・・・一緒に過ごすなんて・・・信じられない」
優斗「どうしてですか?・・・それは、わたくしの事を好きになってしまうから?ですか」
早希「ちっっ・・・・ち・・ちがうわよ!!!そんな簡単に好きになるわけないでしょ?」
優斗「失礼しました・・・・早希さま・・・・・」
優斗のことはまだよく知らないし、好きか嫌いか問われると回答に迷うけど・・・・
とにかく、一緒に過ごすのだけは納得いかない!!!
早希「・・・・・しょうがないんだよね・・・・」
優斗「何か?言いましたか?・・・・」
早希「何でもない!!!・・・・・・・もぉぅ」
私は、異議あり!!だったけど、今の私が文句を言えるほどじゃないからね。