4/3 04:25
晴れ/3℃
農場から里を見下ろすと、ぽつりと灯りを引き連れた成鳥トラックが走っている。あの時間に動く人間がいるという事実だけで、少し気が楽になる。誰かもまた、眠気と折り合いをつけながら働いているのだ。
こちらはと言えば、03時30分。いや、正確には03時34分。設備警報で叩き起こされた。こういう時、人はどうでもいい四分に妙にこだわる。原因は給餌ラインのオーバーフロー。ありがちなトラブルだが、よりによってこのタイミングで来るのが、いかにも世の常らしい。
その少し前、02時過ぎに薬を飲んで布団に入ったばかりだった。風邪なのか花粉症なのか、はっきりしない体調のまま、ようやく眠りに落ちかけたところだった。
うまくいかないものは、こうして律儀に重なってくる。
苦笑いを一つ、風に紛らせる。
こんなものだろう、と自分に言い聞かせながら、ぼんやりとした月をもう一度見上げる。
一日の始まりにしては、少し出来すぎた出来事だと思う朝のひととき。


























