リソースということば、「資源」とか「財源」という意味で使われます
端的には「お金」だったり、「人材」、「もの」、「時間」などもあります
そこで、ここでの定義は、リソースは有限であると言うこと
どんだけでもあるよ、というものはあり得ないわけです
そうすると、限りのあるものですから
誰かが多く占有してしまうと、当然ほかの人の取り分は減ります
ここの要点は、「相対的」ということです
絶対的ではなく、相手があっての、自分の立ち位置で持ち分が変わる
例えば、100個限定のものを買うのに、一人一個しか買えないとき
順番だと、100人目の希望者が手にしたとき、後の人の分はない
それでも、実際に手にしてみたときに、「俺はこれいらない」ってなったとき
101番目の人にも102番目の人にもチャンスはあります
そういった、相対的な価値観とか、結構大事なんですね
ある人にとって宝物が、別の人には欲しくはないゴミみたいなこともある
そして、商売をしている人は、ほぼ間違いなく、そこで利益を乗せる
100万円の売値のものが100万円の価値があるかというとそうじゃない
商売で売っている以上、そこに利益分が乗っていますから
3割とか5割とかが利益ならば、元値は50万円とか70万円でしかない
それが、卸売業者から仕入れたものだと、さらに価値(原価)は低い
それでも、古くからそうやって、商売が成り立ってきた
だから、間違ってはいけないのは、100円で買ったものの価値は100円ではない
人が足りないから、誰か引っ張ってこないとというのも
相対的ですから、どっかから引っ張ってきたとき、またどこかで不足する
人口減少問題でも、そういう視点があるかどうかで将来像が変わる
足りないなら、移民でとかいう発想は、たぶん成り立たない
人口が減少して、さあ困ったというときに、数人が移住してきたからよかった
そうはならない、数人の物好きが仮に移住しても問題解決にはならない
高齢化した現人口の少なくとも半分(50%)くらいの流入がないと
そうしたときに、さあ、子供を産んでもらおうって、無理でしょ
子どもを産んで増やしていけたのは、もう30年くらい前に着手していればです
30年前にはもう、今の姿は想像がついていたし、分かっていたけれど
何もしなかった人たちが、今になって大騒ぎしているのはおかしなこと
今から手当てしてなんとかしたい、それは、手遅れだし
今あるリソースで、成り立っていく姿・方法を考えるほうが合理的です
できそうもないことを、わいわい言うのは簡単ですが
今、どうすればいいのかという観点を持っていない人が解決できるわけがない