秋の味。
色んな季節にそれぞれの味覚があると思います。
何かを口にするとそこから感じる旬と言う名のメッセージ。
そしてその季節の味と言うのは個人個人にとってそれぞれ違うわけであって、
例えば僕の場合だと「栗」なのです。
でも、栗は秋に収穫されても年がら年中どこの季節でもケーキ屋さんに行くとモンブランと言う超ど定番のメニューがあって、真夏にモンブランを食べて秋を感じるかと言われれば、決してそうじゃ無いんです。
結局、僕は何が言いたいのかって言うと。
「季節の味」を食べると言う事は
ただ単に食べると言う事だけでは無いと言う事です。
秋になると毎年、僕の家には毎年ダンボールパンパンに詰められた栗が輪島の爺ちゃん家から送られてきます。
じいちゃんの家の近くには栗の木が沢山生えてる所があって、
誰かの畑ではないのですが、過疎化が進んで殆ど人が居ない様な土地なので、そういった山菜であるとか木の実とかを拾ったりしても大丈夫なのです。
ダンボールを開けると、栗の皮の匂いがフワッと漂います。
本当に微量だけど、栗の皮の匂いがします。
そして、家では大量に送られてくる栗の皮を剥く作業が家族総動員で行われます。
これが面倒で硬い皮をめくって薄皮を剥いてと言う作業が意外と難しいのです。
けど毎年やってる事なので、何と無くコツは覚えていて
それでも作業が終わると指が痺れる位に指が疲れて、肩もパンパンに張れます。
そうして、剥き終わった栗を栗ご飯にしたり栗金時にしたりして
ようやく食べた一口目に「秋の味」が詰まっているのです。
栗を収穫する事はたまにしかしませんが、調理の段階で栗を目にして体を使って栗を剥いて手に着いた栗の匂いを嗅いだりして、夜になる頃に丁度料理が完成して、外で鈴虫の鳴き声を聞きながら食べる一口目です。
秋を凝縮した様なそう言った食べ方が出来るのが「季節の味」だと思います。
僕は四季を楽しむと言う事が日本人である事の特権だと思います。
四季を楽しむ事が出来れば一年中飽きずに過ごす事が出来ると言う風に考えていて、
金沢は更に日本の中でも季節の移り変わりがわかりやすい所の一つだと思います。
僕は金沢のそう言う所好きです。
と言う話でした。
味覚とは裏腹に季節を未だに外で楽しめそうに無いここ最近の受験生乙です。
前置きが長編。
話を区切るタイミングが見つからずダラダラと長い前置きで申し訳ない...(/ _ ; )
僕の身の回りでは過ごしやすい季節ランキング一位が「秋」と言う結果になっていますけど、僕は断然春だと思うけどなぁ。
何か秋って少しネガティブなイメージがあって、これから移行する季節を考えると夏休みがある夏に変わる春の方がワクワクが大きい気がする。
それにしても秋って、体感する温度で表すとなんなんだろうね。
えーっと何が言いたいかというと、
冬は寒い
春は暖かい
夏は暑い
そして秋は何なんだろうか?
と言う事。
秋に当て嵌まる気温の感じ方。
それは一体全体なんなの?
僕は語彙力が無いので、知らないだけなのかもしれません。
うーむ、死ぬまでには解決したい問題でつね。
そのひぐらしのゆめみるおとこ
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