本日は、 「人日の節句」(七草の節句)ですね。


春の七草パック ←という訳で、野草摘みができるような優雅な山川がないので、スーパーでパックを買ってきました(笑)


本来は旧暦の1月7日であるので、現在の暦でいえば、1月の終わり頃から2月の後半にかけての行事だったようです。(年によって違うのですが…)


が、面倒だし、お正月も新暦でやっちゃってるし、7がつく日の方が気分的に盛り上がりますもんね。


米からおかゆを炊くのも手間なので(爆)、私は雑炊で頂く予定。
せめて土鍋で作ってみようとは思ってますが…
画像は地味になるので、わざわざ載せることも無いかな~と。(でも、作ったら載せますw)



昔、おばあちゃんと包丁でトントン叩きながら、 「七草の歌」を歌った覚えがあります。

歌の内容はもう忘れてしまったけれど、素朴でやさしい歌声が、何となく胸に残っています。


あの歌は、どんな歌だったかなぁ…と、ちょっぴり残念に思いながら、今日も七草を炊くことになりそうです。

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七草雑炊'06 ←…というわけで、作りました☆

土鍋って、すごい保温性ですよね。 火を止めて暫く沸騰し続けてました。

湯気で曇る前にシャッターを切らなきゃいけなかったので、ちょっと苦労しました~(^-^;

うちの母が作る「七草がゆ」は超薄味。

それに倣って、私も薄味にしてみました。

野草の滋味…というか風味が、何となく感じられるような、いい感じになったと思います♪

たまには、薄味のものもいいかな、なんて思いました。


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ちょっとネットで「七草粥」とその風習について調べてみました。(の部分)
(体裁修正・色付け・太文字等の強調は、私です。それぞれのサイトに他にも写真などがあります)


七種粥のほうが、美味しそうですけれど、胃腸に優しいのは、やっぱり七草なんでしょうか…


七草は、冬に採れる、貴重なビタミン源だったようですね。


七草叩きって、結構昔からやってたんですね。 

しかも2日がかりの行事…昔の人の「節句」って本当に「儀式」だったんですねー。
全てを継承することはないと思いますけれど、自然に合わせた生き方や精神を、学びなおすのも悪くないかな…って思います。


何事も、無事に過ごせた事を食べ物や神に感謝する、という敬虔な気持ちを、現代の私たちも取り戻したら、少し世の中が変わるかもしれませんね。


★春の七草 (http://www.fct.co.jp/benri/koyomi/nanakusa.html ) 


セリ(芹) … 若菜は香りが良く、お浸しなどの食用に。 (セリ科 )

ナズナ(薺)…「ナズナ」の別名は「ペンペングサ」「シャミセングサ」。(アブラナ科)

ゴギョウ(御形)…「ゴギョウ」は「ハハコグサ(母子草)」のこと。「オギョウ」とも。 (キク科)

ハコベラ(繁縷)…「ハコベ」のこと。 (ナデシコ科)

ホトケノザ(仏の座)… 現在の「ホトケノザ」ではなく、「タビラコ(田平子)」を指す。(「ホトケノザ」は「シソ科」だが、「タビラコは「キク科」)。  

スズナ(菘・鈴菜)…「カブ(蕪)」のこと。 (アブラナ科)

スズシロ(蘿蔔・清白)…「スズシロナ」の略で、「ダイコン(大根)」のこと。 (アブラナ科)


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1月7日は、「人日(じんじつ)の節句」で、この日を「七草」「七草の節句」などともいいます。
七草の風習や、その種類は地域によって違いもあるということです。


現在言われている七草の種類は、1362年頃に書かれたという『河海抄(かかいしょう)』という文献に見られます。

   「芹 なづな 御行 はくべら 仏座 すずな すずしろ これぞ七種」

   『河海抄』 : 四辻善成 著 1362年頃成立 「源氏物語」に注解・注釈を加えた大著とされる。


「七草粥」を食べて邪気を祓い、一年の無病息災を祈るとされる「七草」の風習は、もともと中国から伝わり、平安時代から宮中で行われていたものが、形を変えて庶民へと広まったともされています。
当時は七種類の穀物で作られ、「七種粥」と言われたという説もあり、入っていたものはコメ、クリ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、アズキで、「春の七草」が使われるようになったのは鎌倉時代になってからともいわれています。

現在の「七草粥」は、新暦の1月7日に行ったりしますが、元々旧暦の正月は今の2月頃で、そのころになると、厳しい寒さの中にも春の陽射しも感じ始め、野草も芽吹き始める頃だったのでしょう。野菜不足を補う意味もあったのでしょうか。現在の1月7日の「七草粥」は、おせち料理で疲れた胃をいたわる意味を持たせたりもしているようです。


人日の節句」の「人日」は、「人の日」で、元日からそれぞれの日に獣畜を当てはめて占うの風習が中国にあり、七日目が「人」で、その日を人を大切にする節句にしたともいわれ、中国の風習に日本の風習が合体したとも言われているようです。

★春の七草の由来( http://kiransou.hp.infoseek.co.jp/harunonanakusa.htm )

 1月7日の朝に七草粥を食べる風習があります。平安時代からこの習慣があったようです。

平安時代に書かれた清少納言の「枕草子」には、”七日の若菜、六日、人の持て来……”という一文があります。

正月6日から7日にかけての行事で6日の夜はヒイラギなどの刺のある木の枝や、蟹のはさみのようなとがったものを戸口にはさんで邪霊を払い、七草叩きといって、唱えごとをしながら七草を包丁でたたき、粥を炊き込みます。

7日の朝、歳神に供えてから家族で食べると万病を払うとされていました。正月のごちそうで弱り気味の胃を休めるという知恵から始まったという説もあります。(樋口清之監修『日本人の「言い伝え」ものしり辞典』)より


★七草の薬効・用い方など。http://www.e-yakusou.com/yakusou/260-2.htm


セリ:食欲増進、貧血、更年期障害の予防

ナズナ:下痢、腹痛、腎臓、肝臓の機能を整える

ゴギョウ(ハハコグサ):せき、のどの痛みを和らげる、

ハコベラ(ハコベ):整胃・整腸作用、母乳の分泌の促進、歯痛

ホトケノザ:高血圧予防

スズナ(カブ):根…アミノ酸、ブドウ糖、ペクチン、ビタミンC、 葉…ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB1、B2

スズシロ(ダイコン):下痢、消化不良、ビタミンA、ビタミンC


1月7日は、「七草節句」といって、この日に「春の七草」を使った「おかゆ」(七草がゆ)を作って食べると、その1年を無病息災で過ごすことができるといわれています。


これは、平安時代の頃から始まったとされていて、新年を無事に迎えられた喜びと、新しい1年を無事に過ごしてまた次の新しい年を迎えられるように、農作物(たべもの)や神へのお礼を込めた行事です。

近年では、お正月の豪華な食べ物や飲酒で疲れきった胃腸など内臓をいたわる効果やビタミン不足を補う効果があるといわれて話題になっていますが、この風習が始まったころの時代では、バランスの良い大切な食事のひとつでした。