おいしいね♪



フェレットのNap(通称なつ、なつこさん)について…


早いもので、7月13日でNapが我が家に来て1年がきた。

月並みな表現ですが、長かったようで、あっという間、というのが正直な感想です。


1年前のなつこさんは、周りの人間におびえ、手を出す人を片っ端から穴が開くほど噛んで恐れられていました。


お迎えに行った時は、警察の事務室の床に置かれた小さな鳥かごの中、キャットフードを与えられ、古びて薄汚れたタオルにくるまって、びくびくと様子を伺っていました。
(警察にしては、出来る限りのことをしていたと思いますが)


うちに帰って用意したケージに入れてやると、いそいそとケージに入り、あちこち点検して、安心したようにフェレフードとお水を飲み、バスタオルやハンモックをかわるがわる試したりしていたのを思い出します。


拾われた当初、しっぽもミミズのように芯だけでハゲハゲで、ハーネスもずいぶんささくれ立ってフェルト生地のようになった青い物をつけていたため、獣医さんにまで男の子と勘違いされたなつ。


初めてのお風呂のとき、3回も4回も水を替えても、大掃除の雑巾を洗ったように水が汚れていたのも思い出されます。


昨年末には、誤食騒動で、開腹手術までしました。


今は毛並みもつやつやになり、ハーネスも6本ももっている(本鼬は知らない)し、餌も数種類をまぜた飼い主より単価の高いものを食べる贅沢振り。


でも、何より変わったのは、もう鳥かごでは狭すぎるくらいに大きくなったことと、人を殆ど噛まなくなったこと。


お迎えして2ヶ月目くらいからは、穴があく(血が出る)ほど噛むことは全くなくなった。


ご機嫌で跳ねたり、尻尾を振るようになったし、顔つきも穏やかになってきた。


ケージにいても、人の行く方向を目で追ってみたり、手を入れるとすり寄ってくるほどに、私たちに気をゆるしてくれるようになった。


なっちゃん、これからももっともっと元気に幸せになってね。


少しでも長い時間を、あなたと共有できますように…