アルバムが発売になったというのに、tourも始まったというのに
長らくブログ更新せず。
BUCK-TICKファンの風上にもおけないこの体たらく。
はい、すみません。
で、どうなのよ?
アトム未来派No.9
いやね。
それはね。
かっこいい。間違いなくかっこいいぞ~~~!
シングル2曲がキラキラ真っ白まぶしい感じできたから
きっと今井さんテイスト・ぴこぴこ全開、未来テイスト~な感じでくるかと思いきや
思いきや、
なんだこの重たい感じ。
白くない。未来は白くないぞ。
ホムンクルスやらキマイラやら怪しげなものも混ざってる。
鈍色。鈍色の未来だ。
(ジャケットの感じがしっくりくる)
ああ、なんか
いわゆる車が空飛んで、すべてが機械化されて
食べ物も宇宙食みたいなのになって
シルバーカラー満載のキラキラピカピカした未来じゃないんだね。
テクノロジーが進歩する一方、環境は荒廃して
物凄く文明が発達した都市の隣には砂漠化して
今よりもっと昔の文化を生きる土地がある、みたいな。
そんなものなのかも。
私らが希望を持とうが憂いようが
何を思おうが未来はやってくるんだよ。
そこのけそこのけ未来が通る。
強いな未来。
全体的にそんな印象を受けました。
ほんとシングルから想像してたのとは真逆な感じ。
あっちが白ならこっちは黒。
やっぱり一筋縄じゃいかないのがBUCK-TICK。
かっこいいわ。
ここからは全曲の感想。
たぶん長くなります。
1曲目のフラスコ
BTに夢魔に続く新たな宗教曲が生まれちゃったよ!
焚かれた護摩壇を前に、白装束のあっちゃんが呪文を唱える
姿が浮かんでくる。
シャンバラ アガルタ シャンバラ アガルタ
シャンバラ アガルタ ノンマルト…
2曲目の踊るアトム
なにこのかっこいい出だし!
何度もリピートして聴きたくなる!
ジャカロープって何よ!調べちゃったわよ!
羊飼いのレイチェル…。
元ネタは「ブレードランナー」、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」か…。
まだ見たこと(読んだこ)とないや。
「アンドロイドは…」は「●●は●●の夢を見るか?」と題したパロディを生んだらしいけど
そういえば私の好きな漫画家・川原泉さんもそんな題名の作品を書いていたような…。
調べたら出てきたよ。「アンドロイドはミスティブルーの夢をみるか?」
まさかこんなところでリンクするとは。
と話がそれたけど、かっこよすぎるぞこの曲。
長くライブでやってくれそうな予感。
3曲目、DEVIL’S WINGS
シングルとは全然印象が違う曲。
シングルはDEVILと言いつつそんな印象はまったくなかったけど、こっちはDEVILって感じがする。
アレンジはシングルの方が好きだけど、アルバムにはこっちのほうがしっくるくるね。
4曲目 エルドラド
男が辿り着いたのは黄金郷か、ゴミの山か…。
サビ前の人の声ともシンセの音ともとれるような「あぁ~あぁ~」
というところが大好物です。
5曲目 美 NEO Universe
これは未来っぽい感じ。乳白色にシャボンを溶かし込んだようなイメージ。
6曲目 BOY
もうね、サビで
「ヨダレがもう止まんない オイシソウBaby
我慢なんて出来無い ケダモノだもん」
なんて歌うバンド、最強でしょ。
笑っちゃうくらいかっこいい。
7曲目 樹海
曲名見たときから、星野さん曲か?と思っていた曲。
星野節炸裂なところにあっちゃんのあの歌詞。
大人ね~。いや、大好きです(笑)。
8曲目 SEASIDE STORY
昭和歌謡テイスト満載の人魚姫ソング。
この詩のセンス。やっぱり今井さん天才!?
出てくる内容は、確かに全部物語に出てくるエピソードなんだけど
全然違う人魚姫像ができちゃった!
ちっとも悲劇のヒロイン然としていない
これがあたしの生きざま、と言い放つかっこいい人魚姫。
前からこのお話し好きだったけど、ますます好きになりました。
今井寿訳・人魚姫。
勝手に阿久悠賞とかあげたいくらいの歌詞です。
9曲目 未来が通る
あっちゃん歌詞と今井さん歌詞とでこんなにも違うか、
というくらいぜんぜんテイストが異なる歌詞が共存する曲。
それでOKとしちゃうこのバンドはやっぱりすごい。
未来も結局愛と死の連続。憂いたって悲観したって有無を言わさずやってくるのが未来。
だってそれが未来なんだもん。文句ある?
強いね未来。(2回目)
そこのけそこのけ今井さんが通る。
10曲目 曼珠沙華
曼珠沙華とかいてマンジュサカと読む…。
これからカラオケで検索したら百恵ちゃんの隣にBUCK-TICKの文字が並ぶのだろうか?
情景が浮かぶ、抒情的なこの歌詞とメロディ。
切なすぎる…。早く生で聴きたい!
11曲目 Cuba Libre
踊るパンダ以来、ラテンな感じ増えてません?気のせい?
この曲がアルバムの無国籍感?雑多な感じを加速させてて
人種がごった煮になっていく世界とリンクしてる、と勝手に思ってます。
ラテンのリズムとメロディが気持ちいい。
12曲目 愛の葬列
あっちゃんは言わずもがな、あっちゃんファンもおそらく大好きであろう一曲。
だって「愛の葬列」だよ。曲名からしていい。
もちろん私も大好き。
13曲目 NEW WORLD
愛の葬列とアルバムのラストポジションを争ったらしいけど
やっぱりこの曲がラストでよかったと思う。
それがBUCK-TICKの全てを物語ってる気がする。
あ~~長くなった。
長くなるのが分かってたからなかなか書けなかったとですよ。
とにかくライブが楽しみ。
神戸は久々の一桁、しかもどセンター!嬉しすぎる!
あっちゃんと目があっちゃうよ!妄想族だよ!(笑)
奈良はその倍くらいの列だけど、こっちもどセンター。
あっちゃん愛が通じたのかな~。
さてそろそろ寝ますかね。
楽しみの前のお仕事もがんばらんと罰が当たるわね。