とまあ、前述のとおりに王子を退職して、今度は皇家に移籍しました。

初出勤のときは、いくら同じギョーカイであってもやはり緊張するものです。 当たり前のように少し早めに家を出てみたりします。 よっちゃんはやはり気にしてくれていて、私が家を出たと同時くらいに電話をくれました。休みなんだからゆっくり寝ていりゃいいものを、起きて電話までして私を励ましてくれるのです。本当に私にはもったいないくらいの思いやりをもった素敵な彼氏です。心から感謝です。同じ経験をしているからわかる、そんなレベルではなくて純粋に心配しつつ見守ってくれている、ただ単に年上だからとか男だからだとか理由をつけないといけないような、付け焼刃なやさしさではないのです。それを陳腐に「愛しているから」とかぬかしやがったらしばいてやろうかとも思いますが、私が「生業」としての新たなる出発点に立ち向かおうとしているのを、人間として思いやってくれている・・・。それがただただうれしいのです。

よっちゃんの言葉たちに背中を押されるようにホテルの建物の前に立ったとき、なんだか武者震いがしたような気がしました。

新しい制服に着替えると、社章となんとネームプレートまでが私を待っていてくれました。そしてそれらを身に着けてから支配人と副支配人に挨拶に行きました。


「おう、やっと来たか、待ってたぞ」


支配人のこの一言でうれしい反面、緊張が倍増しました。

単なる数合わせや頭数なんかではなくて、私は必要な人間として迎えられているのです。 生業となれば当たり前ですが、ただルーティンワークをこなすだけではなく、利益を上げるために私は迎え入れられたのです。いや、それ以上の期待をもたれています。それが証拠に、徹底的に会社の成り立ちや現状についてのレクチャーを含めて、具体的なスキル測定が矢継ぎ早に私に襲い掛かってきます。ただメモを取りながらうなずくのみで、質問をできるようになるまで時間がかかってしまいました。もちろんこれらは洗脳などではありません。商売というものは儲けてなんぼです。そのためにはこういう考え方をもってどう対処する、その姿勢を叩き込むためのレクチャーなのです。人に言われて初めて動くようでは仕事とは言えません。その考えを捨てさせる禊ぎ(みそぎ)のつもりで直属の上司、N主任は私をしごいてくれているのです。たしかに宗教じみた側面はありますが、あくまで理論的にレクチャーしてくださるのでこんなにありがたいことはありません。

その他、初日に私がした仕事・・・運転手ですw
お客様を黒塗りのクラウン(フェンダーミラー)で駅までお送りしたのです。白い手袋でですよw


そんな感じで一日が過ぎていきました。これからよっちゃんと「癒しの休日」を過ごしてきます。
2年半勤めたホテルを退職しました。

待遇もあがらず、有給だって取らせてもらえなかったし、上層部にはなにかと胸糞悪い思いはありますが、やはり自分が誠心誠意勤めたところであるが故、何かと去来するものがたくさんあったりするのです。
離婚して仕事もないままにこの地に来て、ハローワークを通じてこのホテルにお世話になりました。最初はいい年こいて、ヒラヒラのエプロンといういでたちのウェイトレスだったのですが、それまでの経験を買ってもらえたのか、予約係、フロントレセプションと部署を変わりました。いわば私はオバハン看板娘だったのです。

「立つ鳥跡を濁さず」という思いがここ数日ずっと頭の中にあって、この冬で一番忙しいのではないかという3連休を私抜きに迎えようとしている先輩や同僚たちのことを思うと、やはりある程度ぬかりなく準備しておかないと気が済みませんでした。今朝のチェックアウトも件数が少なかったので楽に済ませてから、スピードを問われない範囲でハナタレアフォ小娘に準備を頼みました。

休憩の間にいろんな部署にお礼とご挨拶をして回りました。


「あんたがおらんかったらフロントどないするねんな?」

「あんたが辞めたら外国のお客さんがきゃはったとき、困るよなあ」

「いやあ、なんかさびしなるなあ」


どれも私の涙腺を緩めてしまう言葉たちでした。


「しかし、辞めんでもええように会社はなんもせえへんって、酷やなあ」

「今のウチの会社は完全におかしいしなあ」

「まあ、あんたはどこへ行っても通用するよ」


ここまで言われれば恥ずかしくなってしまいます。


「またホテルで働くんやてな、絶対行くさかいな」

「俺がいったら安してや」

「そこなら知り合いいるさかい、よろしゅうって連絡しておくわ」


どれもありがたい言葉です。


ホテルの仕事は一人一人の仕事が結集して、サービスとして形を成しているのです。こんなやさしい言葉を掛けてくれる人たちがホテルを作っているのですよ?いいところだと思いませんか?だから私はホテルというところで10ン年仕事を続けられたのです。

制服を返し、自前のスーツに着替えて帰ろうとしたとき、ちょっと待ってと聞こえたので振り返ると、花束を抱えて笑っている兄さんがいました。

ゑ、花束?私に?

私も腐っても女、きれいな花をいただくのは本当にうれしいことです。そこでこらえきれず、ちょっと涙が出てしまいました。

「おいおい泣くなよ、よう頑張ってくれたんやんけ、これくらい当然やろが・・・」

それ以上言わんといてください・・・。

明日からはまた新しいホテルで予約係として生まれ変わります。
またしばらくは緊張の連続なのでしょうが、そこはあつかましい30女という自分を忘れられるよい刺激となることでしょう。

でもね、掃除のおばちゃん、私寿退社じゃないんだから新居の住所とか聞かんでもええんよ。(爆)
雪は大分溶けて来ました。
暇なのに前述のハナタレアフォ小娘(24)に仕事を教えなくてはならず、早帰りはできませんでした。メールの返事にはマメなよっちゃんも、今日は仕事が忙しいのか、なぜか放置気味でした。夕食の最中によっちゃんは電話をかけてきたのですが、私はマナーモードにしていたので気づいてやれませんでした。
許せ、よっちゃん・・・。(相当夢中になってるな)

そのハナタレアフォ小娘ですが、派遣のくせに仕事が自発的でなく、いろいろ理論的に説明をしても理解力に著しく乏しいので、私も兄さんたちも少々投げ気味です。おまけに常識に欠けるとなると、目も当てられないヤツなのです。
例えば、こちらは腐っても大手ホテルチェーンのホテルですから、チェックアウト時に3万円以上の支払いは普通に発生します。数日前、私が領収ビルに収入印紙を張って割り印をしていると・・・。

「その切手はなんのために貼るのですか?」

「ゑ?今なんていうた?」

ってな調子なのです。お前の持っているそのプラダの財布は3万円以上しただろが?!それ買ったときに領収書に収入印紙貼ってもらわんかったけ?あ、わかった・・・パパ(血縁関係のない)にこうてもろたから知らんのやろ!
と言いかけたのを必死で飲み込みながら・・・。

「収入印紙やんか・・・見たことない?」
「はじめて見ますぅ」

「臍噛んで氏ね!」←もちろん心の叫び

こんなんですから、投げてもしゃーないですよね?w
で、今日もわかってくれてるのかどうか怪しい状態ではありますが、私の退職日が明後日に迫っている以上、できるだけ仕事の内容を詰め込んでおかなければなりません。
そうこうしていると、彼女の派遣先のスーパーバイザーのAさん(推定年齢45)
がカウンターを訪ねてきました。

「いつも○○がお世話になっております・・・」
(ほんまに世話しとるわい!)

Aさんには先日彼女の働きぶりについて、どうだと聞かれたので少しコメントしたことがあったのです。もちろんありのままをダイレクトにぶちまけることなんざ、絶対にできません。ですからお茶を濁しながら「もっと積極的に取り組んだほうがいい」「意外と知らないことが多い」などと苦しいコメントをせざるを得ない状態なのでした。
Aさんと支配人とはどうやら話が終わっていたようで「今後は考えさせていただきますと支配人にいわれました・・・」とのこと。

「ということは、契約の更新はないってことなのですか?」
「まあ、そういうことですね・・・」

ウチの支配人のことですから「あんなアフォよこしやがって」みたいなことをいったに違いありません。もちろんオサーンの言った事は現状そのものなのですが、ちょっと直接的過ぎると思いました。
でも、これは派遣先の問題だけではなく、依頼する側にも責任があると思うのです。こんな田舎じゃ登録者も数少ないことでしょうし、ましてや足があって通えるという条件の人はそういないでしょう。こちらが人を選びたくても選べるだけの人材は少ないと思われます。
ましてや、ホテルのフロントなどは通常、入社してすぐ配属されるものではありません。ベルやハウスキーパーなどの部署を回って、ホテルの裏舞台を知った上で表舞台にという段階を経るものなのです。
それを一足飛びに、十分な引継ぎ期間を与えずにまったく知識も経験もない派遣に任せようというのは無謀であるとしか言いようがありません。
しかも、現場のわれわれに派遣を使うと告知したのはなんと、配属の前日だったのです。ですからなるべくしてなった結果だと私は思っています。

ですから私はそのあたりをAさんに詫びました。

「こちらの上層部もきっと認識不足だったんですよ。失礼なことをしてるのは逆に、こちらのほうだと個人的には思っています・・・。」

「そんな・・・そんなことありませんよ、こちらこそ申し訳ありません・・・。」
Aさんは深々と私なんぞに頭を下げてくれました。
その後、Aさんは彼女を頼む、期待に添えなくて大変申し訳ないと何度も何度も頭を下げつつ、帰っていかれました。

なんでペーペーの私がこんなことを言わなければならないのでしょう?
こんなんだからオーナーは将軍様だとか、Xデー間近だとか書かれるんだよ!
とにかくあと2日、ハナタレアフォ小娘を仕込むことに励みます。w
というのは、近所の窓外の景色が「北の国から」みたいだからなのです。
キタキツネと偽って、柴犬でも走らせて見ようかしらwなんて思うくらいの雪景色です。見ているだけならいいのですが、住むとなるとなかなか大変なのですが・・・。

今日も仕事を半ドンで終え、なんだかまっすぐ帰るのも勿体無い気がしていたので、当てもなくさくら号を駆ってドライブしていました。
県境の向こうにはおいしいパン屋さんがあります。いついっても大盛況なのです。そこでいくつか購って昼食兼おやつにみたてて、齧りながら走っていました。

大都会を離れてこの地に来てもう3年近くになります。
初めのころは田舎が珍しいやら自然がなんだとかあちこちに出かけていったりして新発見も多く、そうそう退屈もしなかったのですが、今は適当に慣れてしまったこともあり、退屈で仕方がありません。おまけに私は都会での人間関係をほとんど断ち切ってこちらに隠棲しているようなものですから、自分がどんどん都会人から程遠い存在になってしまうのではないだろうかという危機感や焦燥感さえ否めません。
だから前の恋人にしろ、よっちゃん(39)にしろ都会在住の人というのはデートに託けて都会へ行くという、私にとっては都合のいい相手なのかもしれません。でも断じて打算なんかではなく、ただ単に好きになった人が都会の人だったというだけなんですけどね。

よっちゃんもそのあたりは私ととても似ているのです。
よっちゃんは今都会在住ですが、故郷であるお江戸を離れて一人暮らしをしています。いわば都落ちです。お互いに似た境遇を話し合ったあたりから意識し始めて惹かれあい、今こうやって恋人となったわけです。私も「都落ち」した当初は一人暮らしだったので、彼の気持ちはわかるつもりです。仕事関係以外の人とはほとんど話さない暮らし。こんなに寂しいことはありません。
一人の時間は何かと心地よいこともありますが、はたと気がつくととてつもなく孤独感に襲われてしまうのです。いくら友達がいたとしても、ぽつんとしている一人の部屋ではどうしても感じてしまうことなのではないでしょうか?

そんなことを思い出しながら転がしていると、仕事で移動中のよっちゃんが電話をくれました。(ちゃんと二人ともイヤホン使用なので道交法違反じゃありませんよ!w)
のろけにしか聞こえないのでしょうが、よっちゃんの声はとても心地よく聞こえます。程よい低音と歯切れのよい標準語w関西弁でも特に癖のある田舎弁(3年の間にすっかり会得してしまった)を話す私なんかより全くスマートです。それを斜に構えることなく素直に聞けてしまうのは○しているからでしょうか。w
車中では仕事の話や感じたことをとめどもなく話していました。お互いまだ知り合ってそんなに経っていないからでしょうか、出会うまでのブランクを埋めるかのように話し続けていました。とにかくお互いを理解したい、その一心です。
私の今までの恋愛は相手を理解することももちろん念頭にはあったものの、とにかく寂しい、守ってほしいそればかりを相手に突きつけていたような気がします。今でもその気持ちはありますが、失敗しないためにはまず理解です。となるとやはり話し合うことに尽きると思います。それはよっちゃんも同じ考えで、包み隠すことなく正直に話そうと提案してくれました。まあ、恋人同士なら当たり前のことなのでしょうが、そういう再確認は必要なことなのです。
それでだめだと気づいたなら、二人とも悲しい末路となる前に別れるべきなのでしょうね。まあ、私たちが今後どうなるかはわかりませんが、明るい将来を前提として考える上で石橋を叩くためには、由なしことをただおしゃべりしているようでも、意義のあることなのです。

もう食べたおいしいパンの味なんて忘れてしまいました。
それくらいよっちゃんとのおしゃべりは私にとって大切なことなのです。
電話を切って見上げた自宅の窓には、私を待っていてくれるもう一人の人がいる証である明かりが灯っていました。

私は幸せです。
なにがどうであれ、幸せです。
私の今の会社での身分というのは・・・契約社員という大義名分の下にあるパート社員なのです。
ま、残すところあと4日なのでもういいんですけどねw

昨日、2時間ほど残業したところでナイトマネージャーであるM副支配人が私の前にツカツカと・・・飲みのお誘いですか?なんや、ちゃうんかいな?
「あんなー○○(私の苗字)明日何時出勤や?」
「私明日休みなんですけど・・・」
「え?明日みたいな忙しい日に休みなんけ?希望の休みなんけ?」
「いや、そういう訳とちゃいますけど・・・」
「うーん、まあええわ」

なにがええねん?明日はオサーンの取ってきた団体さんのチェックアウト日じゃあーりませんか。「忙しい」ってオサーンの物件やん、忙しいっていうのは儲かる要素でええことなんやし、文句いいませんけど?
どうやら、明日の朝は猛烈に忙しいには違いないのですが、オサーンがどうしても早朝に顧客のところに行かなくてはならず、私に頭数としてカウンターにいてくれないか?といいたかったらしいのです。

ま、時給計算で食わせてもらっているのだし、別に予定もないから(よっちゃんは今夕帰ってくるのでどうせ会えないし)適当に出勤しますけど?

ってなわけで半ドンにしようと出勤したのでした。

もう団体さん120名はものすごい勢いでチェックアウトしてゆきます。精算は後日請求なのでキーが戻ってくればそれでよいのです。
カウンターは私と兄さんと夜勤の後輩と私の後釜として投入されたの派遣の4人です。
しかし、この派遣(24♀)が常識のない困ったちゃんで、仕事もなかなか覚えてくれないし、私の退職日には到底間に合いそうにないのです。それでも私の倍近い時給をとっているので、個人的にはむかついてしょうがないのですがw
キーが戻ってきても、コイツがおそるおそるパソコンのキーを叩くのでぜんぜん確認が間に合わないのです。
見苦しくないように、当たりがきつくないようにとは思うのですが、お客さんを待たせてはいけないので、結局はコイツからキーを取り上げてチェックアウトさせてゆかなくてはなりませんでした。をい、ボーっとしてるな!お客さんは待ったはるねんぞ!

こんな感じで団体さんとスキー客はチェックアウトしてゆきました。
本来なら、この困ったちゃんにキャッシャーの締めをさせて仕事を覚えてもらわなくてはならないのですが、またコイツが請求書に書く「御宿泊代」という漢字もろくに書けない短大卒のアホタレなので、今日は私がすべてすることにしました。

宴会代と一泊朝食代、二次会のバー利用代などもろもろ含めて・・・

300マソ円也!!!

こんな大仕事を派遣にさせようとしているウチの会社はいったいどうなってしまうのでしょうw

そんな感じで私の休日前半は更けて行きました。
静かな余生を遅らせてくれる由もなく、そろそろオイル交換に行こうと思います。
シャラポワみたいに大声出して叫んでみたいわ!

故郷の訛り懐かし停車場の・・・なんていいますけどね。
私も3,4年ごとに転々と居を移している身の上だけに、この句はなんだかじーんとするものがあります。同じ文化圏、地方をウロウロしているだけに、そう「流れ者」であることを切実に感じることは少ないのですが、車で故郷を通過したりなんかすると、やはりいろんなことが思い出されて切なくなったりするのは、疎遠にしていようがいまいが、それは人間関係が存在しているからこその摂理なのだと思います。

昨夜は今週末はよっちゃん(39)と過ごせないということもあり、付き合いはじめの変な「熱」にほだされてしまったせいか、私は一路よっちゃんの許へさくら号で高速を飛ばしました。
みんな雪でビビっていたのか、私のように4本スタッドレスで飛ばしまくる車もなく、快適に小一時間ほどでよっちゃんの住む都会に着くことができました。
ピンポンを押すと、よっちゃんは「おかえり」と言って迎え入れてくれました。エリザベス(68)以外の「おかえり」を聞いたのはいつ以来のことでしょう・・・。
それからはもう、ほら、アレですよ!昔の私なら赤裸々に書き連ねていましたが、そこはもう、大人ですからw

閑話休題。
私は明日の日曜は休みなのですが、よっちゃんは今夕から帰郷してしまいました。
なんでも、習っている武道の師匠に近況報告にいくのだとか。
はじめはいくべきかどうか考えあぐねていたようでしたが、いい歳こいてそういう不義理はあかん、と私は思いっきり背中を押しました。それが功を奏したのかどうかはわかりませんが、私がチェックインだなんだと忙しくしている間に、どうやら車中の人となったようです。
よっちゃんの故郷はお江戸です。
私もお江戸には友人がいることもあり、年に数回上京します。
お江戸はきらびやかで垢抜けていて、それでいて大変なところだという印象があります。でも私みたいなゴ○ブリ並の性質なら住めないこともないんじゃないかとも思います。

コテコテの関西人である私は「てやんでえべらぼうめ!って、意味わからんわ!」と関東人に対して「つかみ」でよくこのネタを使います。
たかが500キロ余りの隔たりに対して、この気質の差はいったいなんなのでしょう?もちろん歴史的背景や、人口分布の及ぼす影響、メディアでの取り扱いなどいろいろあるとは思います。だからよっちゃんと付き合おうということになったとき、本当にうまくやっていけるのかどうか実は心配でした。
でもそこらはお互いに正直にやってたらええんちゃうの?ということで合意しました。私も無理して言葉を直したりしないし、よっちゃんもイミフなことに対しては質問すりゃいいじゃないかと。
でも帰郷ということになると、変に心配になるものです。
別に浮気の心配なんかしてませんwでも、よっちゃんにしたらまがりなりにも30ン年間過ごしてきた土地に帰るとなると、何某のホームシックが起こっても不思議ではないでしょう。そこを正直に私に言ってくれたら嬉しいななどと思いながら、メールをやり取りしていたのです。
まあよっちゃんがちゃんと帰ってくることはわかってはいますが、いろんないいことも悪いこともきちんと咀嚼して、明日への活力に変えられる何かを携えて戻ってきてほしいです。

そして、よっちゃんはお母上に私のことを話したそうです。
別にいっしょになるとかならないとか、そういうことは度外視しても、恋人同士であることをアピールしてくれたのは嬉しかったです。これを形にできるのかどうかは私もよっちゃんも知る由もありませんが・・・。

明日は二人とも親孝行、友達孝行、師匠孝行の日とします。
でも午前中私は仕事なのよねえ・・・w
もう大雪ですよ!
この地で冬はスリーシーズン目にはいりましたが、ここまでの雪は初めてです。
昨夜隣人が私たちの分まで雪かきをしてくれていたのですが、朝起きてみるとまったく用を成していないほどの積雪量でした。通勤もいつもより余計に時間がかかっております・・・。めでたくない。w
よっちゃん(彼氏39歳)は仕事に遅れてはいかんと前日から数十キロ離れたところへ移動をして、雪に備えていたのですが、着いた現地のホテルで全裸のまま、私と長電話をしていたせいか、午後になって「頭がいてえ」とメールをよこしてきました。全裸になるのは私と一緒にすごす週末だけにすべきだったのです。
本人は同僚に移されたと言って聞かないのですがね。w

いわずもがな、本日は節分です。
鬼はー外、福はー内。もう豆を年の数食べるのも面倒くさい年齢になってきました。それをエリザベス(母68歳)に訴えると「あんたの倍食べなあかん、私はどうなんよ?」と逆切れされてしまいましたw
ホテルから買って帰った巻き寿司も、今年の恵方西南西を向いて丸かじりしようとする前に、エリザベスにちゃっかり食べやすい大きさに切られてしまっていました。あんた、私の福をそうやって奪おうとしているのか・・・w

仕事帰りに車を出そうとすると、フロントガラスが完全に凍り付いていました。ウォッシャーも不凍液がはいっているものにすべきでしたが、そこは赤貧、ケチな私のこと。安物を入れているからいくらボタンを押そうとも出てくる由もありません・・・環境問題を考える術もなく、アイドリングをして溶かすしかありませんでした。

寒いって冬らしいけどいいことなんてありませんねw
雪球の中にポラリスネックレスを入れて投げてくれるヨン様もいないし・・・。
はよ春にならんかなあ・・・。
明日から暦の上では春ですが、誰がそんなことを思うのでしょう?
そんな二月の一日でした。
sakura(34)です。
車にスコップを積んでいると、都会の友達にバカにされるとです。

sakura(34)です。
雪かきがうまくできないと、田舎の友達にバカにされるとです。

sakura(34)です。sakura(34)です・・・。(ヒロシさん、ごめんなさいw)

とまあ、今日は全国的に雪だったそうですが、この関西のクソ田舎も同様、毎年のこととは言え本当にエラいもんでした。相当な積雪量は前日から予想できたので、雪かき、雪下ろしをしなくてはならないので早起きをしなくてはなりません。そんな低血圧社内最低記録保持者の私をよっちゃん(39)はメールで起こしてくれたのでした。

雨戸をあけるとあちゃー!さくら号がいかにぎりのようになってる!
顔の修正ならぬ化粧もそこそこに、私は冬の重装備・・・カッパ、長靴、毛糸の帽子、手袋、レッグウォーマーに身を包み、さくら号救出作戦を決行したのでした。

しかし、今日の雪はいつもと勝手が違うようです。さらさらのパウダースノーだったのです。スキーヤーなら最高のコンディションだと喜ぶことでしょう。
エンジンを掛け、上部に積もった約30センチほどの雪をどけてゆきます。
いつもなら塊でどさっとおちるのですが、パウダーともなれば、さらさらと砂のように滑り落ちてくれます。
フロントガラスに積もった雪も凍りつくことなく楽に落ちてくれたので幸いでした。
そしてタイヤ周りの雪を掻き出します。
さくら号は2000ccのセダンなので、ある程度踏み込めば雪に囲まれていても脱出も容易ですし、アイスバーン状の路面でなければトルクもあるので十分走ることができます。
しかし、パウダースノーだとスコップで雪を切り出すようにどけることができないのです。砂を掬うように数回掻き出したのですが、問題はその雪をどこに放るかなのです。

さくら号の隣にはアパートのお隣さんの車が置いてあります。
公務員である彼も私に続いて同じような作業をしてから出勤することでしょう。その彼の車が出にくい状況を作ってしまうことは厳に慎まなければなりません。
去年の雪のときは、ベタ雪の中を脱出しようとしているときに、後ろからさくら号を押してくれた彼なのです。ですからマナーやモラルというよりは、彼の手を煩わせるようなことはしたくなかったのです。
結局、車の後方にどけた雪を放っておくことにし、思ったより楽に今日は出勤することができました。

雪の中の窓外の景色で目に付くものは、やはり雪かきをしている街の皆さんの姿でした。
店の前なんかはきちんとよけておかないと客足に影響します。
また、そのよけた雪も歩道に積んでおくと歩行者や自転車の通行を妨げることにもなります。側溝などに落としておいたとしても、すぐに溶けて流れるわけではありませんし、ただ「どければいいや」というものでは断じてありません。

そこで、どける人の人間性が出るわけですな。w
その上、頭のよしあしも判ってしまうわけですな。w

よく就職試験の一環として、トイレ掃除などをさせる会社もあるそうですが、これは雪かきでも代用できるのではないかと思うのです。

ここでこう雪をどけて、ここへもっていかないと、あとでこうなってしまう。
そうやって頭をつかって作業を進めていかないといけないわけですわ。
まあ、仕事なんざなんでもそうですがね。

それともうひとつの側面として人間性です。
自分さえよかったらいい人は自分のどけた雪のやり場なんて考えないと思います。あるいは隣のおじいちゃんおばあちゃんのことなんてビタイチ考えないことでしょう。まあ、お節介な場合もあるでしょうが、近所づきあいを円滑にするためにも、こういうときは頭をひねらなければならないと思うのです。

雪国にお住まいの方も、そうでない方も、自分だったらどうする?
少し考えてみてもバチあたらないとおもうのですが・・・。

sakuraです。
sakuraです・・・。


いつもの日常日記、再開です。劇団ひとりをやたら賞賛するエリザベス(母68歳)に辟易しているsakura(34)@ あと10日で退職するのに試練を余儀なくされています、こんばんわ。
しばれます。ほんとうにしばれます。もちろんホテルというところはhospitalと語源が同じゆえ、人がほっとできる暖かい場所であることに間違いありません。

しかし、今日はその暖かいところであるはずのホテルが・・・昼の2時過ぎ、チェックインタイムになったばかりのころです。

シャトルバスがまだ来ないわよ!どうなってるの?

丁度最寄の駅をシャトルバスが発車して10分くらいたつ時間でした。寒いからでしょう、ヒステリックに叫ぶ女性の声の電話でした。「すぐに迎えを遣りますので、申し訳ございませんが、しばらくお待ちください・・・」私はそう言うしかありませんでした。

ウチのホテルは鉄道会社にシャトルバスを委託して運行しています。
つまり、ホテルのマークなどどこにも入っていないわけで、ホテルのバスがくるのだと思い込んでおれば、いくら運転手がアナウンスをしようとも、ボディにホテルの名前を表示していようとも路線バスと見分けがつきにくいのです。もちろん予約の段階でそのあたりのアクセスの案内はするのですが、耳筒抜けできちんと理解してもらえなければ意味がないのです。
そんな説明が聞き入れてもらえているのかどうか、怪しいところです。

とにかく一刻も早く迎えをやらなければと、申し訳ないと思いながらも食事中の兄さんに迎えを要請しました。私は寒風吹きすさぶ中、コートも着ないで玄関でその到着を待ちわびていました。

そして十数分後。 怒り心頭のご一行様二組四名様のご到着です。
大阪のおばちゃんペアと水商売あがりとおぼしきネエちゃんと筑紫哲也の出来損ないの夫妻。

「ほんまにどないなってんの!」
「そんな時間かかるんやったらタクシーで来るがな!」

それケチってでもただのシャトルバス乗りたかったんだろうが!
そう思う気持ちを抑えながらひたすら「申し訳ございません」と頭を下げる私と兄さん・・・。もちろんバス会社に原因を説明せよと言ってはあったのですが。

しかし、運転手も運転中に携帯電話や無線に出られるとは思えません。原因を説明できなければお客様に納得などしてもらえないでしょう。
もう猶予はありません・・・。 とりあえず、ロビーラウンジに掛けてもらい、私は冷えたであろう体を温めていただくべく、コーヒーを用意しました。
普通は許可がなければ勝手に接待はできません。しかしこれは特例です。文句など言われようものならいくらでも反論してやろうと思ったくらいでした。

そして支配人に出てきてもらい、謝罪してもらおうとしたのですが・・・。

「バス会社によりますと、時間通りに案内して運行したとのことでございますが。」

オサーン、あんたアホやろ?!

とるものもとりあえず言い訳よりも謝罪の意を述べるのが支配人の仕事だろうが!おまけにウチは悪くないとばかりに責任転嫁までしよって・・・。これじゃ、迎えにいった兄さんやコーヒーをいち早く出してとりなそうとした私の苦労が水の泡やんけ!もう目もあてられません・・・。
お客様は激怒りするばかりです。とにかくバス会社からの釈明がなければチェックインしないというのです。そりゃそうでしょう。寒空の中、何十分も待たされて、釈然としないというのでは納得できないに決まっています。しかし、支配人はそれとは反対のことばかりをお客様に・・・。

あと10日で退職でよかった・・・。

こんなオサーンの部下なんてまっぴらごめんです。まあ、その後、バス会社の支配人から謝罪と釈明をしてもらって、なんとか部屋に案内できたのですが・・・。


明日のチェックアウトが怖いです。うーん・・・。
皆様、ご無沙汰しております。といっても一週間ですが・・・。

ドリコムブログからの突然の撤退に戸惑われた方もたくさんいらっしゃるようで、「どうしたん?」「大丈夫かいな?」とたくさんのオフメやメールを頂戴しました。

私のことを気にしてくださる方々がこんなにたくさんにいらっしゃるとは・・・ありがとうございます!

で、みなさんが知りたいのは「なんでそうなったの?」ということでしょうが・・・

それはおいおいわかると思いますので、今はそっとしておいてください
としか言えないのです。
これは私の意思でもって、他の近しかった(あくまで過去形)人を傷つけてしまったからに他ならないからです。

人間の感情なんて、いい加減なものです。そして絶対なんて有り得ません。
だからと言って「心変わりしたから、堪忍して」と言い切れるものでもありません。
でも私はこの度、よく考えた結果、このことをある人に強要してしまいました。本当に申し訳ない、断罪されるべき、憂慮されるべきことです。

でもこうするしかなかったんだよ!
二人の幸せのためには、これでいいのだと選択した道だったのです。
といっても、私の独り善がりに過ぎませんが・・・。
でも、拘っていては前に進めません。とは言うものの、前進できないほどのダメージを与えてしまったのは私なのです。

とにかく私の日常日記はこちらで復活させますので、これからも末永くご愛読のほど、よろしくお願いいたします。