2023年11月5日(日)
そんなわけで、万難を排して5日の午後5時開演の宇宙戦艦ヤマトコンサート「二人の宇宙戦艦ヤマト」を聴くため、京王新線の「初台」駅にある、東京オペラシティコンサートホールへ向かう。
このホールは一度だけ来たことがある。しかしほぼ記憶になし。駅とほとんど直結してるので、行き方は分かりやすい。東口から行くと、案内表示に従えばいつのまにか到着。
ホール内は熱気むんむん。宇宙戦艦ヤマトのTシャツを着ている人もいた。オイラも着てくればヨカッタ!
中ではCDを何点かと、今回の交響曲「宇宙戦艦ヤマト」のスコアを売っていた。スコアか…うむむ。入手したところでなぁ…
とばかりに、躊躇した挙句買わなかった。
さて、ホール内に入ると、気持ち的な高揚感がすさまじい。
ここのホールは何というか平坦。舞台の前面は見やすいけど、後方の楽器類、演奏者は全くと言っていいほど見えなさそう。
開演後、すぐ演奏が始まるのかと思いきや、しばらくは今回の主役、宮川彬良氏と、バイオリニストの篠崎史紀氏とのトークショーから始まった。
羽田健太郎氏の超能力の話や、篠崎氏の幼少期のゴジラやウルトラセブンにかける情熱などの話で盛り上がった。
途中途中で、宮川氏親子のピアノと、篠崎氏のバイオリンの音色が響き渡る演出に、泣いたぜぇ。
30分ぐらいたっぷり話した後で、いよいよ演奏の始まりだ。
構成としては、組曲「宇宙戦艦ヤマト」のあと、交響曲「宇宙戦艦ヤマト」という流れ。
青春時代をどっぷりと費やした曲の数々が、今オーケストラの生演奏で甦るなんて…。
トークショーでも触れていたが、思い出の曲を聴くと、当時の自分自身の様々な記憶が呼び覚まされるという。
まさにその通り。これほどまでに青春時代に戻れる瞬間は、もうきっと訪れないだろう、というほどに、オイラの記憶が若返った。
帰りはもうすっかり暗くなっており、クリスマスに向けてなのか、光がまばゆいほどに駅への道程を照らし出していた。
これからも機会を見つけて、生の感動を味わっていきたい。