組織についてに書かれている「軍人」、「王様」、「職人」、「学者」をベースに考えてみる。

王様タイプがリーダーの場合、イメージとしては、「ナンバー2の軍人タイプ」がいて、彼を中心にした派閥がある、王様にはビジョンを共有している職人タイプの盟友がいて、軍人タイプのナンバー2と仲が悪いなんかが思い付く。

その場合、王様には軍人と職人の仲介役が期待される。そのバランスが崩れると軍人もしくは職人がリーダーになる。

軍人がリーダーの場合、軍人の遊び相手の王様タイプと、軍人に有益な情報をもたらす学者タイプのアナリストがリーダーをささえ、リーダーに従う軍人タイプの部下がいるイメージ。

軍人タイプのリーダーには全体を引っ張るための「勝利」が期待され、勝利により全員の満足が高まり組織が維持される。逆に敗北は求心力をなくすことにつながり組織の崩壊につながる。

職人タイプがリーダーの場合は、リーダーは高い技術をもつカリスマで、そのリーダーとビジョンを共有した職人集団がささえる、ビジョンを共有したコミュニケーション能力の高い王様タイプが組織のスポークスマンを担う、彼らの活動に共感し、その活動を記録する学者が思いつく。

職人のリーダーにはビジョンとそれを体現することが期待される。その示すビジョンに共感できることが組織の求心力につながり、逆に共感が広がらないビジョンを出すこと(驕りからくる傲慢なビジョンとか)が致命的になる。

学者タイプのリーダーの場合は、信念の人で私心がないリーダー、リーダーに共感しその信念を具現化する職人集団、その信念を世界に広める軍人集団がイメージできる。

学者タイプのリーダーには、信念の強さ、私心のなさが期待される。信念の強さ、私心のなさが尊敬をうみ、尊敬が組織の求心力になる。逆にその期待が裏切られたと感じさせた時、組織が崩壊する。

と考えると組織において対角のタイプは居場所がない。リーダーがかわる可能性がある組織であれば最低2のタイプになれることが必要なのかも。そうすればタイプの使いわけで居場所を確保できる。

あとリーダーは大変だなと考えてみて改めて思った。

2009年 11月 26日 twitter