情報の共有化ってなかなか難しいなあと思う今日この頃。番組の録画にしても、自分だけのものではなく、誰かと共有し合えたらとも思ったり。どんな方法がいいのか? 同期の友人や学校の枠を超えた仕事でであった方たちとは会ったとき情報交換ができてとってもありがたいと思っています。


以前、地区の研究会に参加したときに、「ある番組を先週やっていたけれど、取り損ねてしまって…」という話が出たのです。そのときにちょうど録画してあったので、ディスクに落として次回にお渡しすることができました。


教員になったばかりの頃、私的な研究会(その当時の私たちくらいの年齢の…今考えるとそうそうたる先生方の集まりだった…)に声をかけていただき、いろいろと体験談、授業の進め方、先生方の真摯な気持ちに触れることができて「自分もがんばらないと!」ととっても思いました。


その当時は、まだ土曜日も隔週であったりしたので、その土曜日の午後、先輩の先生の勤務校の被服室に集まって。しかし、2年目になり忙しい部の顧問になったので次第に行けなくなってしまった。(そのまま…今に至っていますが。)


県の研究会も、なるべく参加するようにはしています。勤務校に家庭科の教員が自分一人だけのときはそれでいいし情報にもいろいろ触れられます。でも、複数の教員がいる場合、その共有方法ってなかなか…難しい。自分としては、必ず書き込みした資料を配付または回覧するようにするのですが、他の方はそこまでしてくれないことも…。面と向かってはもちろん言えませんが。


資料になるべく書き込みをして印刷して渡しても、概要は理解できても再体験はできない。講演などの場合には、会として録画してくれたらいいのにって思うこともよくあります。そして、その会員なら見られるようにしてもらえたら。(他校での(主に生徒向け)講演会も新聞で終わってから見ることがしばしばあり、「知っていれば行きたかった!!!」って思うこともあります。)


研究会では、いろいとな取り組みがされています。これは?と思っても、「何年か前に○○地区でやったよねえ」といわれてしまったりします。でも、時代の変化があるから、それはそれでいいのでは?と思うのですが、先輩からすると「前あった!」と思われるのでしょうねえ。


自分なりの取り組みって重要だと思うけれど、せっかく家庭科の先生が複数いる環境ならば、いろいろと見たり聞いたりすることも、若い人からすると大事なことだと思っています。私は初任校で専任は私だったけれど、非常勤の先生方が経験豊富な方々で、実習内容について教えていただいたり、授業のプリントをいただいたり、助けていただいたことばかりしかありません。


新規採用の人(教諭・講師どちらでも)に対しては、こちらから説明することは手間とは思わないけれど、自分から聞いてきてほしいなあと思います。(TPOをわきまえてもらえれば!) 目が回るほど忙しいときに聞かれて「今?」と念押ししたら「お願いします」といわれてしまって…状況判断しろよ!と切れそうになったこともあります。(聞かれたから切れずに答えましたけど、オトナなので。)


いろいろと「気づく」ことができないのは教員として資質に欠けるのでは?と思ったりもしています。もちろん、気づきたいことや気づけないこともあるし、ある程度線引きをしないといけないこともわかっています。


はっきり言わないとわからないのかな?とも思うけど、個人的には気づいてほしい。いろいろなこと。片付け・手入れをしながら、これより優先したいこともあるけど時間的に余裕がある人が気づいてくれないから仕方なくするようになって…もやもやとなんともいえない気持ちになったりすることもあります。


昔の自分もそうだったんだろうなあと反省はしているのですが、いろいろな仕事が重なって忙しくしているときに、同じ教科の若い先生方が談笑していたりすると…何ともいえなくなります。


どこまで指示しないといけないのかしら?