このblogを始めようと思ったきっかけは。
お腹の中に、今のダーの子供を宿した事がきっかけでした
彼にとっては初めての実の子
私も彼の子供を産みたいと強く思っていたので、妊娠が分かった時は本当に嬉しかった
今までの妊娠は特に大きなトラブルもなく、出産ギリギリまで仕事もしてたし、
今回もただただ 喜んだだけ。
でも、出産って本当に大変な事・・・
妊娠5週目 日本出張のフライト中に、大量の出血
慌てて、着陸後に クリニックへ
出血は治まっており 「切迫流産」の診断
着床はしており 妊娠は継続
絶対 安静を言い渡される
そうは言われても・・・
私は仕事をしに帰国している訳で、大量のトランクとクライアントとの打ち合わせ
3日間はスケジュールぎっしり
勿論 安静など出来ずに 走りまっくって
その間も 出血は続き
香港へ戻ってからも、仕事を休めず
そこから1週間 生理よりも多い大量の出血が続き
妊娠が継続されているか心配で 毎日 検査薬で調べては
ポジティブの診断に胸を撫で下ろしたり、不安になったり・・・
しかし。ドロとした血の塊が出てきて
それから出血は治り。
内心 あーもう本当に流産してしまったかも・・・
とショックを少しでも留めようと、自己防衛
それから香港はクリスマスの祝日が3日間あり
クリスマス明けの26日に ダーと香港駅の中のクリニックへ
もしかしたら、まだ妊娠が続いているかも と言う小さな希望を胸に抱いていたけれども
その希望もあっさり 打ち砕かれ。
尿検査の結果
ドクターから「ネガティブだよ。もう4人も子供がいるから
この妊娠は願っていなかったの?」
ダー「そんな事はない、5人目が欲しいと思っていた」
ドクター「なら良かった。今回はダメだったけど また頑張って」
クリニックでは。そっか やっぱりね・・・
もうお腹の中は空っぽか・・・
そのまま 次のアポの為、ダーとcentralへ行き、SOHOで別れて
私は約束の時間まで カフェで仕事しようと思っていたのだけれども
何だか、飲みたくなって バーへ
ホッとした瞬間
滝のように涙が止まらずに・・・
拭いても、拭いても 溢れてくる涙
会うことの出来なかった我が子
ダーの子供を産んであげられなかった事
そして、今の4人の子供たちが今ここにいる事の奇跡
色々な想いが 凄い勢いで押し寄せて もう正常ではいられず
何処をどう帰ったかも覚えてない
私の事を分かっているダーから
何度も 大丈夫?のメッセージ
仕事が遅くなり、帰宅したダーの胸元で 子供のように嗚咽をあげて
泣きまくった夜
初めて気付いた・・・
子供を失った悲しみ
そして何よりも この人の子供を産んであげられなかった後悔
私にとってダーがとても大切で愛しい存在だと言う事
「君がそんなに悲しんだら、僕も悲しいよ・・・またきっとチャンスがあるよ」
「僕は君と家族を愛しているから」
そう言って いつまでも抱きしめてくれた夜
2017年は本当に大変な1年だったけど、最後にこれかー
と思いながら・・・
きっと私が経験しなければいけない試練だったんだなと
明日はまた同じように 太陽が登り うるさい怪獣達の笑い声
前を向いて また進んでいこう
大切な家族の為に