ご無沙汰しております。
最近はツイッターでの呟きばかりで一年振りの更新です。
我らが愛しのホークス戦士達は、悔しさを重ね重ねて、
ついに日本一になってくれました!
ありがとう。
本当にありがとう。
振り返れば三月から会社の体制が変わり、残業づくしとクレーム対応の毎日。
胃炎を患う程ストレスを抱えた私を、支えてくれたのは、
間違いなくホークスの、何が何でも日本一になる!と覚悟を決めた熱く熱く戦う姿でした。
ホークスが頑張っているんだから私も頑張る。
そう思って日々を乗り越えて来たファンの方も沢山いたと思います。
9月から管理職と22時までの勤務になり、
ポストシーズンの一番大事な時期に思う様に観戦に行けなかった今年。
良い事と辛い事の繰り返し。
唯一の平日と思って確保したCSの第2戦。
今年日曜の休みを何とか確保してずっと観戦し続けた、
攝津くんの登板と判った日は本当に嬉しくて。
でも、会議が入って休めないと言われた時は、ロッカーで泣いてしまったっけ。
その後の休みが丁度フェニックスリーグで攝津くんの登板試合に重なって、
手の届くような距離で、まーくんや攝津くんの練習する姿が見れて感動したなぁ。
目の前にある地面にラインとベースと土が盛られただけの無防備なブルペン。
高山コーチと笑顔で談笑したと思えば調整試合とは思えない程の強い瞳で、
搾り出すような息遣いで矢のようなボールをミットに投げ込む攝津くんの姿に鳥肌が立った。
何年も何年も待ち焦がれたCS突破をしてくれた試合の夜。
私は2時間以上のクレーム対応で私鉄の電車に間に合わず、
JRの最終に乗り込みながら、その瞬間にTV越しに応援する事も出来ないのは勿論、
記念特番もみる事が叶わない時間。
結局1試合もまともに見れず翌日の試合があれば休みもチケットもあった自分を、
「なんでこんなに上手くいかないんだろう」と、新幹線の中でやっぱり涙が出た。
去年まで大事な試合にはいつもスタンドに足を運んでいたから、
例え勝利しても試合に出ないと心の底からは楽しめないと感じる選手と同じ様に。
やっぱりリアルタイムで見て声援を送ったり、携帯越しに一喜一憂しながら、
こうなる様にとポジティブな展開を呟いたりしないと、
ホークスがだんだん遠くなった様で、
自分勝手な感情と判りつつ何も力になれなかったCS期間は寂しかった。
必ず日本シリーズに進んでくれると信じて確保していた休みと、
諦め半分で申し込んだ日本シリーズのチケット。
2戦・6戦と当選した時は、「あぁ、神様っているんだ!」と夢の様な気持ちだった。
2戦目の登板が杉くんで、1戦目に王子で勝てなかった時、
「杉くんを勝たせる為にめぐり合わせてくれたんだ!頑張っていたらいい事がある!」
と神様に心から感謝した。
だけど、援護がないまま杉くんが降板し、
目の前でまーくんが打たれて敗戦投手になって。
生まれて初めてで、何年も待ち望んで仕事だって必死で頑張ってきたのに、
なんて神様は意地悪なんだろうと、本気で恨んだ。
馬原とコールされた後の、スタンドからはあの冷たいざわめき。
ホームなのに。
味方のはずなのに。
あの中で彼はどんな気持ちでマウンドに上がったんだろう。
ランナーを残してベンチに戻る時、
どんな時も紳士な彼が乱暴にボールを地面に投げつけて帰っていく背中はまだ目に焼きついている。
私はまーくんを責めない。
彼を不調に追い込んだのは私たちホームファンが彼を信じなかったからだ。
もし、あの日不調から復帰した時の様な、熱く暖かい声援があれば、
彼は不安を乗り越えて、きっと抑えきったはず。
調子のいい選手を応援するのは容易い。
不調の選手を疑い非難する事も。
でもね、いい時も悪い時も同じ気持ちで応援すると、私は決めたから。
ホーム2連敗でのナゴヤドーム。
疲労が祟って胃痛と嘔吐で仕事を休んでしまったっけ。
その日の登板は攝津くん。
負ければ一気に敵地で胴上げさせてしまう事になりかねない、
逃げ出したくなる様なプレッシャーのかかった試合なのに、
TVの画面越しから私の瞳を釘付けにした矢のような真っ直ぐと切り裂くような変化球。
いつも通りの凛々しいピッチング。
彼は見事にチームを勝利へ導いてくれた。
そこから3連勝してホームに帰って来てくれた6戦目。
胴上げが見れるかもしれないの試合のチケットを手にして座席に着くと、
15列目が記載されていたにも関わらず、
なんとバックネット裏、最前列の席だった。
「こんな目の前で胴上げが見れるなんて!」
天にも昇るような気持ちで試合開始を待っていたけど、
私が見届けたのは初回2失点・ボール先行で降板した王子と、
敵地の中でランナーを背負ってもストライクで追い込み、
「これは仕方ない。」と私を唸らせた吉見投手の素晴らしいマウンドさばき。
どんなに声援を送っても、無常に回が進んで、
最後のチャンスもバント失敗でゲッツーだし。
でも、1点ビハインドといういつもと違った状況で、
まーくんが登板して無失点に終ってくれて凄く救われた。
辛い事が重なって、何年も待ち焦がれた大舞台で、
折れそうな心を不屈の精神で自分に出来る精一杯をやり遂げた投手:馬原孝浩。
まーくん、貴方は立派だ。
形は違っても、私が今シーズン目の前で最後に見れた投手が、
まーくん、貴方で本当に良かった。
とは言え、目の前で胴上げをみんなの笑顔を見るのを支えに過ごしていたので、
その日のツイッターの呟きは久しぶりに荒れたっけ。
「 いい事があったと思えば辛い事がやってくるの繰り返し。
こんなに高い席買ってワクワクして行っても悔しい気持ちで帰るだけ。
舞い上がってた自分が馬鹿みたい。
ねぇ、明日は勝ってよ!絶対に勝って!」
日本シリーズが始まる前は「勝っても負けても自分達のため楽しんで」
なんてカッコイイ事言ってたのにね。
そして第7戦。
22時まで仕事だし、出社したら深夜に人が足りずオペレーターの方々に延長要請な状況で、
管理職の私達も、残業指示が出るだろうと覚悟をしてた。
深夜のスポーツ番組にも間に合わない帰宅予定時間を想像し、
「最後までこんな流れなんだな」とどうしようもない事なら受け入れようと。
だけど、18時半、いつもならコール状況の数字が映るはずのモニターに、
会社の計らいで、日本シリーズの放送が映し出されていたのです。
仕事をしながらとはいえ、最後の最後にホークスと同じ時間を過ごせるなんて!
管理業務やクレーム対応にバタバタしながらも、
ノーアウト満塁で1点しか取れずがっかりしたり、
その後を涼しい顔で三者凡退に抑えた杉くんに男前だな~とときめいたり。
打撃で結果が出なかった勝ちゃんのタイムリーや、
膝が完全に完治していない松ちゃんの激走に、
思わず感動して見つからないようにハンカチで感動の涙をぬぐったり。
杉くん。
負ければ終わりのこの試合で、最高の結果を残してくれてありがとう。
もし日本一を逃していたら、
結果を残せなかった選手は次の日本一までずっと自分を責め続けたはず。
私の大好きな人達を救ってくれてありがとう。
そして「頑張っていれば最後に必ず報われる」とファンみんなに勇気をくれたね。
最後は嬉し涙ではなく満面の笑顔だった杉くんはさらに逞しくなってた。
(ちょっと寂しい)
話は少し戻って9回表、ツーアウト一塁で投手交代のシーン。
うぐいす嬢がコールした名前は、私が震える思いで待っていた名前ではなく、
攝津くんだった。
けなげに頑張ってくれた彼を最後の試合にマウンドに立たせてあげたい。
もう一度セットアッパーの攝津くんが見たいと神様に祈っていたけど、
こんな形なんて・・・。
電光掲示板に灯された「攝津」の文字を食い入るように見つめながら、
アッキー監督の選択を、頭では理解しても心が受け入れられずどうしていいか判らなかった。
ファンのエゴなのは承知。
強打者和田選手にヒットや四球でチームに迷惑をかけるかも知れない。
それでも最後にリベンジしてくれるまーくんが見たかったんだもん。
自分の代わりにマウンドに上がる摂津くんを、
まーくんはどんな思いで見ているんだろう・・・。
喜びとはまったく正反対の涙が浮かんでしまった私はホークスファン失格なのかな。
そんな葛藤が頭をグルグルする中、
マウンドでの攝津くんはいつも以上に凛々しくて、
最後の投手に選ばれた責任と覚悟を決めた様な表情に見えた。
初球は矢のような直球でストライク。
3点差とは思えない程、気合の入った表情で多分全球ストレート勝負だった気がする。
きっと攝津くんは、マウンドに上がれなかったまーくんの悔しい思いを全部魂に刻んで、
細川さんのミットにボールを投げ込んでくれていたと思う。
私の都合のいい想像かも知れないけど。
みんなが固唾を呑んで見守る中、
最後の一球が中々決まらずフルカウントまで追い込まれた。
バッテリーは最後にどの球種を選ぶんだろう。
私は一野球ファンとしてどきどきしながらTVに釘付けだった。
直球が続いたから落差のあるシンカーで空振りを狙うかな。
もし四球を出しても次の打者をきっちり抑えれば大丈夫。
そんな私の思いを否定する様に、
攝津くんは渾身のストレートを低めいっぱいに投げ込んで、
ホームランバッターの和田選手から三振を奪って日本一を決めた。
あぁ、やっぱり神様はいる。
今シーズン、中継ぎから先発への転向に、
成功する訳ないと斜めに構える野球ファンに結果で見返し、
このシリーズでは3度の登板で献身的にチームに尽くした彼はあの場所に立つべき人だと。
最後に胴上げ投手になったのが他の誰でもなく、
攝津くん、貴方でよかった。
いつもこの胸を突き刺した直球を見せられて私は心から彼に感謝をした。
きっとまーくんも私と同じように感じてくれるだろう。
そして来年は攝津くんに沢山のウイニングボールを渡しながら、
今度は絶対にあの場所は譲らないと。
人生はいい事ばかりじゃないし、
悪い事ばかりずっと続く訳でもないよね。
7戦目の朝自分を勇気づけるように呟いた言葉は、
「ポストシーズンに入ってからの私は、いい事と辛いことの繰り返し。
だから今日はいい一日の番」
辛い日の後はやっぱりいい一日。