先日5日に七月大歌舞伎を見に行きました^^。ばたばたしていていつの間にか大分時間が経ってしまったので覚えているところだけ書いておきます。

小さん金五郎は初見だったのですが、勝気な芸者お糸役の壱太郎さんと、お糸に夢中になるあまり家から勘当されて太鼓持ちになってしまった隼人さんのカップルをめぐった人のやりとりがとても面白い演目でした。

菊之助さんの藤娘も初めてみますが、娘らしいかわいい仕草でキレイでした。あの大ぶりの藤の花が満開な舞台、とてもいいですね~^^。また、俄獅子で登場した時蔵さん、やはり芸者さん仕様の黒い着物があの凛とした雰囲気と細見の体形にとても似合っていて、立派でした^^。

恋女房染分手綱は、新しい梅枝くんが、子供とは思えないほどしっかりした顔つきと澄んだ声での長いのによどみないせりふ回しを聞かせてくれて、びっくりさせられました。萬屋さんの堅実な舞台への態度が伝承されているのだろうな、という印象でした。

 

ちなみに萬屋さんの緞帳、歌舞伎座で拝見した時よりも色がカラフル^^↓

 



夜の部は、仁左衛門さんのいがみの権太を目に焼き付けておこうと思いまして、前のほうの席で見させていただきましたが、意外と前の席は平面的なので、中央が見づらかったな^^;。今回、若葉の内侍役を孝太郎さんが受け持っているからか、初めて仁左衛門さんと吉弥さんの夫婦役を拝見しましたが、とてもいい組み合わせで満足です。それと小金吾役の歌昇さん、お里役の壱太郎さん、維盛役の萬壽さんをはじめ、それぞれ皆さんの役柄がイメージ通りで、すっかり引き込まれてしまいました。

また、汐汲の萬太郎さん、出力高い動きと力強い表情がとにかく素晴らしかったです。(ちょっと見ないうちに大人顔になっている若い役者さんを見るとびっくりしますね^^)

帰りの新幹線の時間が合わなくて、最後の八重桐廓噺が見られなかったのが残念でした。あまり見たことがない演目ですが、また観る機会があればいいですね^^;。萬屋さんの襲名披露も全部ではありませんが、大阪でも見られてよかったです^^。