世間様はかむひあコンで盛り上がってる今、「今更かよっ」と蹴りを入れられそうな話題ですが(^^;)。
ひっさしぶりにPC前にゆっくりと座ってるので、やっぱ残しとこうかと思いましてvvv
今まで舞台は最低2回は行ってたのだけど、子供も中学生になり、ツアーも始まり(これだけは譲れないっ)、家族旅行したり、妹に新築?祝いをあげたり等々とこの春からとにかくいろいろ重なりまくってかなりの緊縮財政、なもんで。
「亀以外のKAT-TUNごとは1回で我慢しよう!」
と泣く泣く決意しました。
で、今回も1回のみ舞台チケットを取ったのですが。
これは、後悔した!!
せめてもう1回とればよかった!!
そう思うくらいいい舞台でした。
正直、「フォレスト・ガンプ」と聞いて、私的にはあんまり期待してませんでした。その昔映画も観ていたのですが、前評判に踊らされすぎたためか、そーんなに感激しなかったし、いまいちよくわからなかったし、正直あんまりおもしろくなか(以後自粛)(小声)
でも、それはたぶん私が作品をちゃんと受け取ることができなかったからなんだと思います。
じゅんのが出てるから、それだけで観に行った舞台でしたが、面白くて、ほほえましくて、切なくて、うるっときて、最後に爽快感が残る、素敵な作品だったんだと、やっと気づけました。
あれだけスタイルが良く、あれだけキレキレのかっこいいダンスを踊るじゅんのが、どうフォレストを演じるんだろうと思っていましたが、半ズボン姿のじゅんのは、とにかく可愛くて、全身からピュアが溢れてて、まさしく「フォレスト・ガンプ」そのものでした。
軽い発達障害を持つ、クラスでも劣等生のいじめられっ子が、全米チームに選ばれたり、大統領に謁見したり、国民の前で演説したり、宇宙旅行したり・・・もうストーリーは漫画のようなはちゃめちゃな展開ですが、その中で描かれていることは、とにかくどこまでも一途な純愛だったり、世間がなんと言おうと子供をまっすぐに受け止め、見守る強く優しい母親の姿だったり、そして何より、純粋なフォレストの目を通してだから見える、現実世界のおかしさや悲しさや辛さ。フォレストのように自分の心にだけ正直に生きられないまわりの人間たちの切なさがクリアに描かれて、胸を締め付けられました。
そんな中で、逃げるためにだけ走っていたフォレストが、最後には大切な人を守るために走る。生きにくく、思い通りにはいかないことだらけの世界の中で、フォレストもいつかいろんなことを学び、前を向くことを知っていく。いろんなことと折り合いをつけながら、それでも譲れないところは譲れない、と声に出していく。そんな純粋さ、強さを併せ持ったフォレストの姿が生き生きと描かれていました。
「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまでわからない」
本当にこの言葉通りの人生を歩んだフォレスト。「ガンプ」はアラバマ州の方言で「うすのろ」「愚か者」を意味するということですが、まわりから「ばかなガンプ」と言われて生きてきた中で、ただ自分の心に正直で、何があってもまわりを否定することなく、少しずつ自分の得意なことでまわりから受け入れられ、本当の友達も得、恋もし、そのたびに一つ、一つ箱をあけて、ひとつひとつ驚いたり、喜んだり、悲しんだりしてきた、それこそが彼の人生。
それはきっと、誰もそうなんだろうなあ、とこの舞台を見終えた後、爽やかさを感じながら、そう思いました。
小難しくもなく、哲学的でもなく、単純で、面白い。
観劇者を試すようなことはなく、素直に、心のままに楽しめばいいんだよ、と優しく語りかけてくれてるような、ひさしぶりに本当にもう1回観たい!と素直に思えるような舞台でした(^^)。
それに音楽はすべてキャストの生演奏!!
これも感激したひとつ!!
それからハイフンにはなにより嬉しい舞台挨拶!!!
これには、ほんとに感激した!!
アンコールには出てきてくれると思ったよ。でも、せいぜい三方礼だと思ってたら、もしくは「ありがとうございました」くらい聞けるかな、と思ってたら、思いもかけない長いじゅんのの舞台挨拶!! キャストの方の挨拶まであって、こんな舞台観たことない!劇そのものと、舞台挨拶を、一粒で二度おいしい舞台でした(^^)
じゅんのは本当に最高の座長だったよ!!