- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
- ¥1,680
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★★★★★
今回は最近ベストセラーになっているこの本です。ドラッカー好きの私としては、これほど一般の方々にドラッカーを広める本が出たことはうれしくて仕方がありません。文章が少し稚拙だったり、時折「うん
」と思うことはあるのですが、作者のドラッカーに対する愛に深い感動を得ました。5つ星評価です
私がなるほど!と思ったのは、試合はまじめにするのに練習はまじめにしない選手に対して次のように考えたことです。「試合にあって練習にないもの」は何か
そして次の3つの要素を考えました。①試合には他人と競争することの緊張感や面白さがあった。しかし練習は多くの場合、自分との戦いだった。②試合には結果が出るという魅力があった。一方練習は結果が見えにくかった。③試合中の選手には責任感があった。一方練習では責任感を感じにくかった。
この分析によりマネージャー達は練習をチーム制に分け、それぞれのチームで互いに競わせるという案を出しました。ランニング練習であれば走るだけではなくタイムを計測し、しかもチームとしての順位を出させた。これにより個人に責任を持たせた。また最も走るのが得意な人間を走塁担当の責任者とし、成果に責任を持たせるようにしたのです。
これは非常に面白いと思いました。自分はサッカーをやってきましたが、こういった視点を持つことはありませんでした。面白い練習とは何か?と考えたことはあったが、試合と比べることもなかったし、そこに責任を持ってこればよいということなど、微塵も感じませんでした。
こんな練習ができればもっと上手くなってただろうな
ドラッカーを全く知らない方にぜひとも読んでいただきたい本です。興味が出た方はドラッカーの「マネジメント」や「経営者の条件」なんかを読むと面白いと思います



