※この記事は後日アメンバー限定記事にします


先週、ある新聞記事を読み、心に残ったので、ここに記録しておきたいと思います。


心に残った記事はこちら

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リビング←廊下から「HELLO!」、今春、早大が新学生寮、ガラス張りで交流促す。 


 

早稲田大学は今春、東京・中野に開設する国際学生寮「WISH」の一部施設を報道各社に公開した。早大はアジアの大学のリーダーをめざす中長期計画を掲げ、グローバル人材の育成に力を入れている。日本人学生と外国人留学生が共生する環境を提供し、単なる異文化理解にとどまらない人間形成を展開する。

公開したのは居室のモデルルームと共用部分のダイニングスペースなど。居室は4人1部屋。各自の個室と4人で使うリビングなどを備え、プライバシーと寮生同士の積極的な関係づくりの両立を狙った。

個室は机・椅子、ベッド、冷蔵庫がコンパクトに配置されている。学生同士の交流を促すために、リビングは廊下に面した部分をガラス張りにした。

早大法学学術院教授でキャンパス企画担当理事の島田陽一氏は「単なる居住空間ではなく、寮独自のプログラムも活用した全人教育をめざす」としている。

寮生は課題解決能力を養うグループワークや、異文化間のコミュニケーション力を実践的に学ぶ講座などからなる「ソーシャル・インテリジェンス・プログラム(SIプログラム)」への参加が必須となる。

学部や学年が違うだけでなく、生活スタイルや生活文化が異なる学生が集まる環境を生かすことで、多様な価値観を理解する力を鍛える

日本人学生と留学生が寝食をともにし、グローバル社会で活躍できる力を身に付ける学生寮などのしくみは、立命館アジア太平洋大学(大分県)、国際教養大学(秋田県)などが先行している。

首都圏でも慶応義塾大学が、宿泊しながら外国人留学生と交流できる教育施設を2015年に開設する予定で、各大学の取り組みが熱を帯びてきている。

(2014/01/20 日経産業新聞 ページ:7)


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今春新設される早稲田大学の国際学生寮の紹介でした。


この学生寮ができるという話を聞いた時、私は単に留学生が日本で暮らす為の施設だと思いこんでいたのですが(従前通りのイメージによるごくごく普通の寮)、「暮らし」を通して、このような構想をされていたとはびっくり。


勉強だけでない道徳も含めた全人教育を目指す、多様な価値観を理解する力を鍛える、まさに今必要とされている人材を育てるための教育だと思います。


全人教育については、色々なお考えがあるかと思いますが、私は大事にしたい教育のひとつだと考えています。

子供には、単に勉強ができるだけではなくて(そもそもできるようになるかは未知数ですが・・・)、調和のとれた人格を持ち合わせてほしい、心の教育も大事。

でも、この見えない道徳的な部分は、どうしたら習得できるのか、正直なところわかりません。

見えない部分の成長は、誰かが教えてできるようになるわけではいのでしょうし、親自身ができているとは限りませんので、まずは自分自身が習得する努力をして、子供の見本になれたらいいな、一緒に成長できたらいいなと思っているものの、具体的に何かできるわけでもなくて・・・悩ましいです。

子供が何かを成し遂げたいと挑戦する時、思い通りになっても、ならなくても、その経験を通して考え、少しずつ自分のキャパを大きくできたらいいな。

(親としてはあまり口出しせず、近道を教えずに見守る努力も必要ですね。)


また、「多様な価値観を理解する力を鍛える」ことは、正に私が目指していることでした。

(いまだに目標です)

学生の頃は、自分の思うがままに進学先を選び、運よく自分の目標に沿って進んでこれました。

勉強はやればそこそこできるようになりましたし、友達にも恵まれて、楽しい学生生活でした。

大学生の頃は、実験やレポート、課題や研究等に追われて、ものすごーく忙しかったものの、好きなことをしているので充実していましたし、当時は大変だと思っていたけれど、今思えば良い苦労だったと思います。

でも、社会人になって、組織の一員になって、いろいろなことがありました。

毎日日付が変わるまで仕事してヘトヘトな上に、非人道的なお局のいる部署に配属されたり、

異動になって全く価値観の合わない上司(女は机に座っとけばいい、大事な仕事はまかせられん!という古ーいタイプ)の下に配属されたり(汗)担当プロジェクトで無理難題を押し付けられたり・・・自分の思い通りに行かないことが世の中には沢山あることを知りました。

これを乗り越えた経験は、私にとって財産となる経験だったかと思います。

まさに、「多様な価値観を受け入れること」ができるようになって、初めて脱皮できたように感じました。


仕事では、沢山の壁にぶちあたりますが、どんなに無理難題だとしても、問題を受け入れ、考え、交渉し、時には譲歩しつつも、いつのまにか自分のペースに持っていけるような展開にできるといいなと思っています。もちろん主人公はお客様ではありますけど、必ずしもお客様が求めていることを実現させることがプロからみてベストとは限りませんので、プロとしての提案や助言もしつつ、みんなが満足できる仕事にできたらいいんですけどね。


また、女性の場合、人生のステージによって、様々な選択肢があります。


仕事をするorしない、

総合職(専門職)で働くor一般職(事務職)で働く、

結婚するorしない、

どんな方と結婚したか、

共働きをするorしない、

子供の有無、

子供ができた後も働くor専業主婦になる

バリキャリで働くorユルキャリになる

時短を使う・使わない

などなど・・・


本当に様々な分岐点があるんですよね。

過去に仲の良かった女友達とも人生のステージの変化により疎遠になってしまう方もいるという話もよく聞きます。

でも、どれが正しい・正しくないではなく、各個人が選んだこと。

それぞれがそれぞれを尊重すればよいのだと思っています。

中には、ある分岐点で自分とは違う選択肢をした方を批判する方もいますが、批判したところで自分が正当だということを証明できるわけではありません。

自分が正しいと思うのは結構ですが、違う選択肢をした人の前で、いかに自分の選択肢が正しいかを延々と語るなんぞ青二才のすることです。(普通・・・でしょ?とか言われても困りますし。)

それぞれの立場で一生懸命頑張れば、それで良いのではないでしょうか。


隣の芝生は青く見えるかもしれませんが、一見羨ましいなと思う相手でも、見えないところで苦労を抱えているかもしれません、他人と自分を比較しても仕方がない。

多様な価値観を理解する能力をつけることは、自分自身の成長にもなります。


多様な価値観を理解して、俯瞰的な視点で物事が考えられるようになりたい、

自分の常識が通じない人がいても、いちいち腹を立てすぎず、ストレスを溜めずに(笑)、

達観して生きていけるようになれたらいいな。


ほんと、人生は修行ですね。


大学の話から大分話が飛躍してしまいましたが、私も勉強したい欲求がふつふつと再燃してきましたニコニコ


今から大学に入り直すことはできませんが、可能であれば科目履修だけでもしてみたい分野があるので、ひつじパパの繁忙期が終わったら、今後にむけて相談してみようと思います。


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