4月に入り、人事異動の季節ですね。
私の勤務先でも先月人事異動の発令がありました。
新入社員の対応もあり、入社式や新人教育準備等で人事部はとても忙しそうです。
部署の異動に加えて、4月は昇格人事の発令もされており、新人の頃お世話になった当時若手の先輩が管理職に昇格していたり、新人だと思っていた後輩に役職がついたりしていて感慨深かったです。
最近は昔の古き良き時代とは異なり、年功序列制度の色は薄くなって実力主義になっているのですが、非管理職のうちはたいてい○~○年勤続で○○という役職がついているものの、育児休暇を取得した女性社員は昇格人事において同期と差をつけられてしまっています。
休んでいたのだから仕方のないことと言えば簡単ですが、たった1年程度休んだことで、昇格の為の評価期間も含めると最低2年の遅れをとってしまうのは総合職で働く女性にとっては残念なことだと思います。
育児休暇を取得して、昇格時期に非在職状態になると、本来昇格できるはずの評価・成績を残していても昇格できないことに加え、時短勤務や残業がこなせない勤務状況で復職後に昇格に値する成果をあげることは普通の努力では達成できません。
時短勤務等で業務をかるくすると個人の目標に対しても十分な成果があげにくい状況になるので(時短を使ったからといって目標が大幅に下がることはありません)、余計に昇格対象から離れてしまいがち。
私自身、長女出産時はちょうど昇格時期に育児休暇をとっていたので、同期と役職上の差がついた時期がありましたが、復職後にフルタイム勤務&成果に拘って仕事をしたことが認められ、復職して1年後の人事で無事昇格の発令を受けました。でも、昇格して嬉しいというよりはほっとしたというのが本音です。
仕事をするにあたり昇格することだけが目標ではないですが、お客様に喜んでいただける仕事をして会社に貢献すること(成績を残すこと)、自分自身の知識習得も努力を怠らないように業務にあたっている私としては、同期から遅れをとることはなんだかモヤモヤする気持ちがありました。
人より先に出世したいとか昇格したいなんて思っていませんが、昇格が遅れる=できないとレッテルを貼られたような気がして・・・。
(男性で昇格が遅れている人はダメな人が多く、できないレッテルを貼られています。実際できない方なので仕方のないことですが、一緒にされたくはありません。)
育児休暇を取得しても、昇格人事では育児休暇取得前の評価をして復職同時にでも昇格できるような制度があるといいなと思うのですが、私の勤務先はそのような制度はなく、評価もリセットされてしまいます。
幸い育児休暇中を理由に休職期間をマイナス評価されない(標準評価になる)ことはありがたいですが、知人の勤務先では、仕事をしていないことを理由に育児休暇中の評価は最低ランクの評価になってしまうとのこと
会社によっても昇格選考基準は異なると思いますが、一般的に○年以上○ランク以上の評価を受けていることが昇格条件になるような内規のある会社が多いと思いますので、育児休暇を取得したことにより最低ランクの評価がつくと昇格対象からさらに何年も遠ざかってしまうことに
頑張っても男性社員&独身・DINKSの後輩にどんどん抜かれていく・・・
仕事を一生懸命しても時短で成果をだしにくい・・・
第二子を望む場合は出産タイミングをどうするのか?
そんな心の葛藤を持ちながら働いているワーキングマザーは多いのではないでしょうか。
長い目でみれば一時的なことであっても、子育てとモチベーションを維持しながら仕事を続けるって心の強さも必要なのかなと思いました。
数字(営業成績等の成果)で計れる仕事をしていると、数字さえあげていれば文句は言われないというメリットもある半面、継続して成果を上げるための努力が必要であり、少しでも怠るとすぐに結果(数字)でかえってきます。
チームではなく個人で担当している案件があると子供の緊急時対応(急な発熱など)が難しい場合もあってより心の強さと緊急時の対処能力(サポートも)が必要だと思います。
数字の関係の無い部署は「気楽でいいなぁ」と思う気持ちもありますが、隣の芝生が青く見えるだけで楽な仕事なんてないのですし、頑張っても頑張りが計りにくい仕事もやりがいを持ってこなしていくのも大変な苦労があるのだろう思います。
毎月安定して一定額のお給料をいただけることはとてもありがたいことですから、雇用主である会社に感謝しなければいけませんが、不景気で一人当たりの負担も目標も増えていますのでそれに応え続けることが求められ、雇う側にとっても雇われる側にとっても楽な状況ではないですね。
特に上場企業は株主へ利益を還元することも重要な責務ですから、利益をあげ続けることが大事。
業績の安定→株価の安定(上昇)→会社の安定となり、社会へ利益を還元(納税)できる企業でありつづけなければいけないと経営陣は口をそろえて言いますが、社会人になって10年が経ち、やっと真の意味が理解できるようになりました。
今年の新入社員の顔ぶれをみると、就職超氷河期を乗り越え内定を獲得しただけあってみなさん優秀に見えますが、勝負はこれから!
先日、今の若者は「ゆとり世代」でなく「さとり世代」だという記事を読みましたが、多くを吸収して良い意味で「さとり世代」と呼ばれるようになって欲しいと願っています。
また、今年も無事昇給通知もいただきました♪
私の場合、昇格を伴わなかったので平均的昇給率でしたが、このご時世昇給してもらえるだけありがたいです。
特に昨年度は自分が納得できる働き方ができなかった時期もあったので申し訳ないと思う気持ちも大きかったですが、標準をちょっと超えるくらいの人事評価もいただけ、評価者である上司にも感謝しています。
40~50代の管理職世代は昇給どころか減給になった方も多くいらっしゃったようです・・・。
部の目標が達成しないと部長は当然のように翌年減給になりますし、管理職になると求められる目標・成果が大きく、達成できないと容赦なくボーナスも減。
成果が収入に直結するのは本来当然のことですが、利益のあがる業務をしているセクションとそうではないセクションがあり、社内間格差も広がっているのかも・・・と思う今日この頃です。
管理職世代にとってはかなりシビアな状況ですが、バブル期に毎年数万円のベースアップをしていた世代ですからびっくりするくらい基本給が高く(仮に2万円の昇給が10年続いたとしたら20万円の昇給後でありでそれが維持されているんですもんね)、私たち30歳前後の社員が到底到達できないような高給とりなんです。
50代になって管理職の肩書をもったまま畑違いの部署に異動になり(=すぐに成果をあげにくい)ボーナス減・給与減になると、はたから見ても暗に肩たたきにあっているように感じます・・・。
もちろん成果をあげている管理職は結果に応じてぐんぐん昇給されているようですので私はそちらを目指したいですが、会社に貢献できる社員でありつづけるよう気を抜かずに日々精進しなくてはいけません。
管理職世代の給与調整(減給)は給与が伸び悩んでいる若い世代と均衡をとるためには仕方のないことだと思いますが、定年までカウントダウンが始まっていると退職金にも響くことなので減給だけは免れたいのが本音だと思います。
今は基本給のベースアップがゆるやかなので現在20~30代の社員が50代の先輩方と同じだけの生涯年収を稼ぐことは難しい可能性が高いですから(アベノミクスが想定以上にうまくいかない限り)たとえ多少減給になったとしても生涯年収で考えたら今の50代の諸先輩方は本当に良い時期に産まれた方だと思います。年金だって、ギリギリ支払い額より受給額が多い世代ではないでしょうか。
退職金も私の勤務先ではまだ減額の予定があるとは聞いていませんので、勝ち逃げできるはず(笑)
私も20年後30年後どんな部署でどんなポジションになっているかわかりませんが、会社が万一つぶれても生きていけるようなスキルを身につけつつ、組織に貢献して家庭を大事にしながら良い社会人卒業ができるようになりたいです。
子どもがいなければ時間も無制限に働けますし、急なお休みもほとんど皆無で過ごすことができるものの、子育てと仕事の両立はやってみないとわからなかった大変なことが多くて、理解のある上司の下働くことができて本当に私は幸せだと思います。私もそんな部下の気持ちがわかる上司になりたいと思いますが、それが「当たり前」とは思われたくないな(苦笑)
(過去には全く理解してもらえない上司もいて大変苦労しました)
私個人的にはお客様にも恵まれ、多くの方と良い関係を維持しながらリピーターになっていただけていますし、公私ともに人間関係には恵まれていることはありがたいことですね。
仕事は楽しいことばかりではないし、何度も辛く悔しい思いをしたことがありました。
これから責任が増すにつれ、違った大変さを感じる時もやってくるとは思いますが、人生修業だと思って逃げずにひとつひとつ乗り越えていきたい。
労働の対価であるお給料も大事ですが、お金に執着しすぎずに家庭や育児との両立を目指したいです。
あと3カ月ちょっとで2度目の育児休暇となりますが、休む時はしっかり休みつつ復職に向け気を抜かずに過ごしていきたいです。
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