彼は杖ついていたんですけど明らかにアレは100m12秒くらい出てました汗
さて、今日は久しぶりにブックレビューです!
今回紹介します本は
海老原嗣生『仕事をしたつもり』
仕事をしたつもり (星海社新書)/海老原 嗣生

¥861
Amazon.co.jp
です!
こちらは星海社から去年の秋に出た新書です。
海老原さん本人に伺ったところ、彼の出した本の中で1番人気でもう既に10万部は超えたとか。
さて、内容に入りましょう。
本書は
毎日忙しくクタクタになっていても残る成果はほんの少し
そんな可哀想な「仕事をしたつもリーマン」にスポットを当て、仕事の現場で増え続ける「仕事をしたつもり」とどの様に付き合っていったらいいのかを説いたものです。
したつもりは六つに分類できます。
量の神話
ハコモノ志向
本末転倒
横並び意識
過剰サービス
安全策・奇策
この中で上二つについて取り出して要約いたしましょう。
量の神話は文字通り、量をこなせばいいと勘違いして起こるもの。
プレゼンの資料を何枚も作成して、プレゼンではそれを読み上げるだけ。聞いている方はとっとと資料を読み終えてしまっていて退屈極まりなく、プレゼンしている方はヘトヘトになりつつも必死に資料を読む。
そんなことするなら、要点のみを一枚にまとめ、プレゼンする側される側が対話のような形で行った方が実りがある 。
無駄に数をこなしてドヤ顔するよりも、もっと労力減らしてクリエイティブにいこうよということっすね
ハコモノ志向は、中身よりもとりあえず形を整えようというもの。
例えば、「がんばろう!日本」スローガンとして掲げるのはいいが、実際に何をどう頑張るのか。 そういった具体的なことはとりあえずおいといて、まぁ言っておこうという姿勢。
或いは、一日二百件電話でセールスするというもの。二百件というのはどこから来たのか。
本来、二百件くらい連絡すればそのうちの10件くらいはひっかかるな。夕方くらいに集中して電話かけたら割と反応がいいな。といった経験から二百件という件数が導き出されたはず。
それを、ただ二百件かけときゃいいと勘違いした瞬間その数字は意味をなくしてしまうのです。テキトー に二百件かけまくるそのこと自体が目的となってしまっているのです。
などなど、上記二つから分かるように、仕事をしたつもりというのは
本来の目的は何なのか
どうしたら それを上手く達成できるのか
それらへの思考が停止してしまった結果もたらされるものなのです。
そしてその思考停止は、楽だからみんな行うのです。何故なら能動的に考えなくてもいいし、一応みんながやっている形に沿って仕事しているだけだから怒られやしない。
一方で、仕事の能率を追求して従来の形を破って仕事をするとどうなるか。日本では高確率で白い目で見られる。
それで結果を残せばいいけど、失敗したら皆で思いっきり叩く。
思考停止の仕事をしたつもりの方が経費もかかり時間も労力もかかる 。しかし会社では評価悪くないどころか賞賛される場合もある。
そんなバカな話があるか!!!!!!!!!!!!!!!
とあたしは叫びたい!!!!!笑
筆者は、これについて疑問に思った人は、少しずつ思考停止状態から脱却するよう呼びかけております。実際にクリエイティブに仕事してしまったあと、形だけでもみんなと同じようにしているよう見せかける。それだけで周りよりも仕事の出来を評価され、新しい仕事ももらえる。
何よりもその成功例が増えていけば 、自分のやり方が正当化できる。そういった社会人をこれから増やしていかねばならないのです。
さぁ、あなたは思考停止とクリエイティブ。
どちらを取りますか?
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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