(ティエリー・デデュー作 柳田邦男 訳 1 勇気)
今この絵本が人気みたいです。
1が勇気 で 2が 信頼 と 2冊 続きのお話しで出ているのですが、
2の信頼の絵本の方が人気があるらしく なかなか手に入りにくい状態です。
私も1の絵本しか持っていません。
お話は
ライオンのボスが、仲間たちを引き連れ、人間の村へ向かう。
そこには、家畜を守ろうとする、一人の男がいた。
ライオンと男の間に、戦いがはじまるが…。
と こんなお話しです。
絵本のあとがきに 柳田邦男さんは
勇気とは何だろうか。困難な問題に直面したとき、逃げずに真正面から立ち向かう勇気。
中傷されてもひるむことなく人前に出ていく勇気。いじめられる子を守ってやる勇気。
戦場で戦う勇気。勇気にはいろいろある。と書かれています。
そしてわたしがこのあとがきで一番心に響いた言葉は、
この絵本が出版されたのは 1994年 アフリカ、東欧、中東、中央アジアでは民族や宗教の対立による血で血を洗う紛争が繰り返されてきた。殺された側は報復のために相手を殺す。終わりのない報復の殺し合いが続いていく。その悪循環を断ち切るにはどうすればよいのか。日本の社会に目を向けると、いじめられた子が復讐の事件をくりかえす。
虐待された子がやがて虐待する側にまわる。これも悪順環だ。
この絵本のメッセージを日本の大人たちにも子どもたちにも伝えたいと思ったのだ
(柳田 邦男)
私は1も2も読みましたが 個人的には この 『1勇気』
の絵本の方が響きました。勿論お話しは続いているので、どちらの絵本も
う~ん と考えさせられますが、この勇気の絵本の深い深い内容。
今この世界で起こっているいろいろな問題を根底に描かれた、深い深いメッセージ。
この絵本を読んでそれぞれが いろんな方と語っていただきたいと思います。
ライオンのセリフに 私は一撃でした。
ライオンのせりふ
『お前には、二つの道がある。わしを殺せば立派な男になったと言われるだろう。
それは、本当に名誉なのか。
もうひとつの道は、殺さないことだ。そうすれば、お前は本当に気高い心を持った
人間になれる。だが、そのときは仲間はずれにされるだろう。
どちらの道を選ぶか、それはお前が考えることだ。
夜が明けるまでには時間がある。』
