こんにちは、さくらです。
今回の記事で紹介するのは、
『依存症ビジネス「廃人」製造社会の真実』(デイミアン・トンプソン 著)

iPhone、スイーツ、ゲームなどの現代にはびこる依存症と、依存症患者を食い物にするビジネスについて書かれたもの。
・気がつけばスマホをいじっている
・甘いものがやめられない
・やめなきゃいけないとわかっているのにゲームを続けてしまう
…など、「やめたくてもやめられないものがある」方にぜひ読んでもらいたい本です。
▼本の目次
第1章 社会は私たちを「廃人」したがっているーiPhoneいじりと甘すぎるスイーツに見る病みつきビジネス
・カップケーキ、iPhone、鎮痛剤ー21世紀をむしばむ「3種の欲望」
・依存症の私と、健全な彼らのあいだに差はあるのか?
・脳の「ストップ&ゴー」システムを狂わせるテクノロジー
・見直される依存症、拡大する依存症
・砂糖まみれのカップケーキと過食症
・iPhone依存症ー「病みつき」になるデザインとその被害者たち
・なぜ新製品が出るたびにアップルストアに並ぶのか?
・2億人がハマるよう仕組まれたゲーム「アングリーバード」
・セレブの娯楽となった鎮痛剤「バイコディン」
・ハイになるために医者に通うー「乱用者」たちのあきれた実態
・「感情のコントロール」というニーズと、それを過剰に満たす社会
第2章 依存症は本当に”病気”なのか?ー環境次第で誰もが「依存者」になりうる社会
・依存者の集会で感じた2つの疑問
・アルコール依存を救うAAが編み出した「依存症=病」という公式
・2人の友人、その運命を分けたもの
・依存症は本当に「疾患」なのか?
・自力でたちなおったら依存症ではない?ー医者たちの傲慢な言い分
・ベトナム戦争の怪ーなぜ兵士のヘロイン依存は突如として治ったのか?
・病ではなく習慣ー依存に至る4つの「入手しやすさ」とは?
第3章 なぜ自分を破滅に導く習慣をやめられないのか?ー病みつきビジネスが利用している脳の仕組み
・突然ギャンブルとポルノにハマった70歳
・快楽物質ドーパミンは「欲望物質」だった!?
・パーキンソン病が内向的な人ばかりを襲うワケ
・ヘロイン、MDMA、アルコールー薬物に対する脳の反応カタログ
・私たちを欲望のとりこにする合図はあらゆるところに
・ただし、脳を見てもだれが依存症かはわからない
・自分のためにならないとわかっていて、なぜわざわざやってしまうのか?
・レジ横のクッキーから始まる依存症ビジネスの仕組み
第4章 お買い物とヘロインとお酒の共通点とは?ー自由市場と依存の関係は18世紀ロンドンで始まった
・ショッピングモールは人を「ゾンビ」にする?
・「カードを決済端末機に入れたくてたまらない」ー買い物依存の実態
・SNSもドラッグであるーテクノロジーと依存症の共犯関係
・世界一人気のある向精神薬「アルコール」の歴史
・18世紀ロンドンの「ジン狂い」に見る「入手しやすさ」という隠れた要因
・ティッピング・ポイントを超えた先ーだれが依存症になるかは予測できない
・清朝200万人がアヘンにハマった本当の理由
・カジノとストリップクラブー依存を巧みに利用する自由市場の力学
・ヘロインが恐ろしいのは成分や習慣性が理由じゃない
・依存症はすぐに「浮気」する
・ある「CD収集狂」の告白
第5章 スイーツはもはやコカインだ!ースタバの「フラペチーノ」に仕込まれた巧妙な戦略
・オフィスを侵す「ごほうびスイーツ」
・『スーパーサイズ・ミー』が糾弾すべきは「バーガー」ではなかった?
・砂糖は脳を支配するーケーキとコカインの類似性
・「コーヒーと一緒なら許される」ークリスピー・クリーム・ドーナツとスタバの戦略
・外食の楽しみが「食べる」から「撮る」に変わったのはいつから?
・スーパーの陳列棚は依存につけこむアイデアで溢れている
・食品業界が悪用する4つの状況「HALT」
・フラペチーノー欲望のスイッチを押す巧妙な製品
・肥満になったナバホ族ー食の「欧米化」は遺伝子をも変える
・「食べ物によって自分をねぎらう」という新しい習慣
第6章 どこに行っても安く、大量に酒が手に入る世界でー社会をアルコール漬けにするメーカーと販売網
・ユーチューブに溢れかえる「酔っぱらい動画」
・アルコールにおける男女格差は縮まっている!
・私はこうして人生の支配権を失った①ー人づきあいの不安から酒に手を
・私はこうして人生の支配権を失った②ー酒が友人となり、AAの扉を叩く
・酒造メーカーと販売店が狙う夜の世界経済圏
・入手できるならMDMAでも精神安定剤でもー若者の「酒×ドラッグ」文化
第7章 処方箋薬がこれほどいい加減とは!ー合法的なおクスリでもじゅうぶんトベる
・ADHDの薬「アデロール」のもう1つの顔
・18世紀のライプツィヒにタイム「トリップ」
・9歳の子どもから元ジャンキーまでー600万人がやってる処方箋の不正利用
・私のアルコール依存、その最終段階ー精神安定剤にハマって儀式を執りおこなう
・「眠らずにすむクスリ」を乱用して勉強する大学生
・「向精神薬」頼みの生活の副作用やいかに?
第8章 ゲームという新時代のギャンブルー合言葉は「ユーザーを永遠のキャッシュマシンに!」
・「ネトゲ廃人」デニスと9つの人格
・「インターネット依存症」は存在するのか?
・「ゲーム化」するテクノロジーが僕らをハメる
・オンラインゲームの第一命題は「脳のハイジャック」
・アプリ内課金という悪魔ーデザインの力で気づかずに金を使わせる
・人は偶然ゲームに病みつきになりはしないーすべては開発者の戦略
・「アングリーバード依存」は治療できるか?
・「友達リクエスト」と「ブロック」でゲーム化される人間関係
・ゲームへの依存が引きおこす2つの弊害とは
・「絆」がドラッグになるとき
第9章 「無料ポルノ革命」の衝撃ー最新テクノロジーを最大限に活かす無秩序な業界とその餌食たち
・ユーチューブとその兄弟が引きおこしたポルノの大洪水
・インターネット・テクノロジーは子どもも老人も区別しない
・とんでもない量のポルノが世界を駆け巡る
・もはやヘンタイと後ろ指指されることなく「ハードコア」を見られる時代に
・テクノロジーの進化とポルノの巧妙化・ハード化
・無秩序な市場で行われるユーザーの「目」と財布の奪いあい
・「エロトトキシン」説VSポルノ学習説。勝者は……
・ポルノとドラッグの類似点
・「コカイン×ポルノ」の二重依存者ポールの破滅
・児童ポルノで逮捕された司祭①ー強迫的なコレクター
・ポルノサイトはスロットマシンと同じ設計!?
・児童ポルノで逮捕された司祭②ー孤独感からうっかりダウンロード
・ヘンタイ性ですら「自分らしさ」に
・リアルな女性に興奮できない若者たち
・「供給主導型」の依存症ビジネスがもたらす悪循環
第10章 われらを誘惑から救いたまえー依存の「解毒」ですら商売になる時代で
・元売人で、依存症専門の心理学者ジャフィ
・ドラッグの合法化で問題は解決できるのか?
・依存を理解するための3つのカテゴリー
・いかに病みつきにさせられるか?ー競いあう企業と無防備な消費者
・危険ドラッグは氷山の一角ーグローバル化がもたらした貧困より重い「病」
・マフィアと若者の思惑が一致して、マーケットが生まれる
・依存の治療でさえビジネスにー膨れあがるリハビリ産業
・はびこる無力感と21世紀の「免罪符」
・キリスト教もペルーのカルトもー「依存から救う」をネタに勢力を伸ばす宗教家たち
・われらを食い物にするビジネスとテクノロジーに対抗するすべはあるか?
・「廃人」リスクが高まる社会で、己の欲望と向き合うために
読んでみた感想
一読してみて、ついついスマホをいじってしまうこの頃、無駄に時間を溶かしていたと反省。
便利なもの、美味しいもの、面白そうなもの…など現代は依存症になりやすい環境にあります。しかも依存症は誰もがなりうるもの。
ただ巻き込まれるのではなく、依存症の危険に気づき、望まないものは拒絶できるようになりたいものですね。
普段の何気ない行動が「依存症」になっていないか見直すきっかけになった本。
お読みいただきありがとうございました。