今日は目が開かない。

重い。



そうか。昨日たくさん泣いたからか‥


ぼんやりした頭で考える。


そんな中、義母のお見舞いに向かっている私。







昨日、何があったのか。



一昨日、彼が酔っ払ってある事をした。
私が嫌がる事。



思い出すのもきつい。



それを見た私は頭に血が上り、わぁああっと怒った。
文字通りまくしたてた。

それくらい嫌なことだったのだ。


私の指示通りに掃除をさせた。


その間も止まらなかった。何を言ったか覚えていない。


そこで彼が
そんなに嫌なら離婚するしかないね。



と言った。

??




驚いた。
彼がしたことが悪いのに。



頭を冷やしてくると外に彼が出て行き、居ても立っても居られなかった私は彼を追いかけた。


近くをぐるぐる周っても見つけられない。


深夜0時。すっぴん


違う方向に向かってみたら、彼がいた。
目を合わせず、無視。



急いで後ろについて行く。
何より酔っ払っていたし、心配だった。



家に着くと、ゴソゴソ何か準備してる。



私は
何してるの?
ときいた。



そこで、彼は別人のように

お世話になりました。
すみません、ダメな人間ですみません。



と、別人のような口調、顔つきで言った。



初めて気づいた。
彼は泣いていた。



何故?




直感で分かった。

引き止めなきゃ、嫌だ、離れたくない!


直接言った。


私にはあなたが必要なんだよ。



彼は言った。

いや、君は1人でも大丈夫。




ズキッ









その後、なんとか体を張って止めた。

彼は言う。
私の言い方が悪いと。


私は謝った。


私、言い過ぎたね、ごめん。






翌日、会社に行って1日考えた。


考えた。




段々、悲しくなってきた。




そして、家路の途中、いつのまにか泣いていた。





あぁ、そうか。
また嫌われたんだ。

私がダメだからまたさよならされる。
元彼のように。


喧嘩になる数時間前まで

俺はね、永遠にこうやっていれたらいい。

2人でご飯を食べながら言ってくれたのに。


嘘みたいに捨てるんだ、私の事。


信じてたのに。
彼は違うって。


結婚って、私への気持ちはそんな簡単に壊れるものなの?


家に帰りたくない‥