会社の同僚が、亡くなりました。

 
まだ若くて、
健康そうだったのに、
突然死でした。
 
部署は違うけど
仕事のことを教えてもらったり、
優しいから聞きやすくて、
時々困らせる質問もしてました。
 



 
同僚の訃報を耳にした瞬間、
手足が冷たくなって、
何も考えられなくなりました。
 
どうして?
嘘でしょ?
だって先週も話したじゃん、
いつも通り元気そうだったのに、って。
 
 
 





当たり前だけど、
 
亡くなってから
社内で同僚を見かけることがなくなって、
業務もたぶん他の人が担当になって、
まるでどこかへ転勤してしまった、
みたいな感覚。
 
 
いなくなってしまったなんて、
もう二度とその姿を見ることがないなんて、
まだ信じられない。
 


悲しみよりも、
 
信じられない。
嘘でしょ?
 
そんな気持ちが先行してしまう。
 
 



 
近しい人はお葬式に出て、
故人とちゃんとお別れをするでしょう。
 
でもそうしない知り合い達も大勢いて、
きっと、ずっと、なんとなく信じられないまま、
 
どこか遠いところへ旅立ってしまったのかぁ…
 
そんなふわふわとした感覚で
故人のことを思い出すんじゃないでしょうか。
 
 





 
 
死ぬということ。
人生を終えるということ。
 
その瞬間がどのように訪れるかは人それぞれで、
日頃の行いとか、そういうのは全然関係なくて、
その形はどうであれ、生き物として、その日は必ずやってくる。
 
その日までに、何ができるか?
 
何もできないかもしれない。
 
何もできなくても、最高な何かを残せなくても、


ああ、なかなかいい人生だったなあ、
そんな風に思えたらいいなと思います。
 
 


100点満点じゃなくてもいい。
 
自分の大切な人たちに、少しでも、楽しい思い出が残せたら。
 
それだけで、いい人生だったと思えるんじゃないか。
 
そう思えるようになりたいな。
 
 


 
 
同僚の冥福を祈るとともに、
限りある残りの人生を、大切に生きようと思いました。