作業室のある場所の眼の前

平櫓があった場所

平櫓台の石垣補修が始まりました

来年8月末まで続きます


窓を開けていると

石を叩いて調整する音が聞こえます

先日いらした 管理の方が


管「気になりませんか?

近隣の方からの苦情が気になるんですよ」


か「気になりませんよ照れ

(逆に いい音だと思うけどね)


まぁ…

“音”が気になる人はいるからね


石を叩く音は

金属的な高音だからね


気になる人は気になるね


そんな 平櫓の遺物も

委託用写真を撮ったり

金属製品の整理や

RPの準備をしたりしてるから

眼の前だから…だけじゃなく

かなり  気になります


ちなみに

『RP』ってのは

脱酸素処理の事です

酸素があると

鉄製品のサビが進むので

RP剤エスカルという

特殊な袋に入れて

シーラーという道具で

熱圧着させて密封します


今後 約30年

どこかしらで工事をしますから

石を叩く音はします


それを風物詩(?)と思ってもらえたら

熊本城に関わるみんなの

気持ちが楽になります


この音が聞こえなくなったら

熊本城の完全復興だと思います



↓作業中の職人の皆さん