足をふらつかせて歩いている方が電車に乗ってきました。


昨日、学生に優先座席を譲ってもらっていた方でした。


それは私が久しぶりに「人の優しさ」を見たことでした。


今日は満席だったので私は立っていました。


満席、というのは、優先座席もでした。


その方も、優先座席の前で吊り革につかまって立っていました。


優先座席に座っているのは、40代とおぼしき男性が5人と、30代とおぼしき女性が3人。


その人たちは、優先座席ですやすやと眠っていました。


男性1人だけ起きていて、スマホを見ていました。


普通席なら、こんなことは思わなかったかもしれない。


あるいは、あからさまな障がいではなかったら。体の中の見えない病、まだお腹の大きくない妊婦。


その方はマークをつけていませんでした。


つけていたとしても、あの人たちは譲っていたでしょうか。


十字架とハートの赤と白のマーク。まだ浸透していないことに驚くくらい自然に理解しているあのマーク。


眠る前に、座る前に、一度考えてほしい。


私は言えないから。

「この人に席を譲ってください」なんて言えないから。

私だってまだまだ気づかない、気づかないふりをしてしまうお子ちゃまなんです。


だとしても。あなたたちよりは賢いでしょうね。


気づいてください。大人たち。