ぼくは高校生のときたくさん後悔した。
一番多かったのはやっぱり部活でのことだったと思う。
なにで後悔したかというと、責任感のなさだった。ぼくはキャプテンだったにもかかわらず、チームメイトが悩んでいることや、大変な時にあまり首を突っ込みたくないなと思って見過ごしてしまった。
特にダメだったなと思うのは、部員1人が辞めようとしている時だった。
彼は普段からあまりやる気を見せているわけではないが、チームメイトの間違いとかにはいつも鋭く指摘していてぼくもよく助けられたし、確実に、というか全員がそうだが、チームに必要な存在だった。
そんな彼が部活を辞めようとしている時にぼくはあいつはしっかりしたやつだから、自分のことは自分でしっかり決めるだろうと思って、干渉せずにいた。
本当のことをいえば、引き止められる自信もなく、さらにあんまり先生とこいつの間に入りたくないなとまで思っていた。
ほんとにぼくはくそ野郎だった、くそキャプテンだった。
その頃から、キャプテン早く辞めたいと思うようになっていった。
そいつの楽しい部活生活、大学で続ける人が少ない中、最後の夢中になれるはずの部活生活をぼくが奪ってしまった。
ぼくは言いたいことがあんまり言えないけど、この時ぼくは確実に言わなければならないことを言わなかった。ひとつも言わなかった。言わなくてもいいやと思ってしまった。本当にそんなことをした自分が恥ずかしい。キャプテンなのにだ。何一つこの役職の責務を果たしていなかった。
ここに書いたことで、ぼくがやってしまったことが消えるわけではないし、全く気持ちは晴れない。
ここから一つ学んだことがあるとすれば以下のことだ。
まず、リーダーとはそのチーム全員のことを自分のことのように、いや自分以上に気にかけてやる必要がある。
決して弱音は吐かないし、どんなに大変な時だって笑顔でみんなを励まし、引っ張っていく存在だ。
いつでも全員の声を聞き、かつてのぼくみたいに自分が一番辛いだなんて思ったりせず、相手を思いやる存在だ。
でも、みんなの顔色ばかり伺ってはいられない。だからどんなときも誰よりも努力し、批判に耳を傾けつつ、付け入る隙を与えないくらい圧倒的力量を持つ必要があると思う。
チームメイトのモチベーションを上げる、保たせるという力も必要だ。
本当に大変な役職だと思う。
こんなにたくさんのことをやることは無理なんじゃないかと思ったりもする。
だけど、ぼくはこの先の人生できっとこういう役職につくと思うし、そうなったときは絶対に何があっても、高校時代のときにした仲間に何も言えず大切なものをなくしてしまうということがないように絶えず努力し続けることをここに誓う。
もう絶対に妥協しない。