◇毛周期(ヘアサイクル)と脱毛◇
 頭髪は1~2週間の退行期と数か月の休止期、2~6年の成長期を経た後に、
再び退行期へと移行します。成長期の毛包は皮下組織のレベルまで深く根付いており、毛髪を盛んに産生しています。

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退行期2️⃣に入ると毛髪の産生が止まり、毛包が表皮に向かって退縮していきます。

一方、休止期3️⃣は毛包が最も表皮近くまで退縮しきった時期で、軽い刺激でも抜けやすい状態です。⇒シャンプーやブラッシングで抜けるのはこの時期の髪です。

成人した日本人の頭髪は約10万本で、全体の約85~90%が成長期1️⃣、残りは退行期2️⃣または3️⃣の休止期です。




◇なぜ脱毛するのでしょう◇
 細胞分裂が活発な毛母は、抗がん剤治療や放射線治療の影響を受けると『脱毛』が起こります

脱毛は化学療法(抗がん剤)・放射線療法などによって成長期毛包(毛を作るもとになる細胞)の細胞分裂が抑制され、影響を受けた成長期の毛髪が抜けます。
治療開始後1~3週間後の比較的早い時期に頭部の脱毛が始まります。


◇まつ毛・眉毛の脱毛◇
◦頭髪の脱毛だけでなく、まつ毛・眉毛にも脱毛が起きる場合があります。
◦まつ毛の成長期は1~2か月、休止期は4~9か月の毛周期(ヘアサイクル)を繰り返しています。
◦まつ毛は頭髪のように長く伸びることはなく、常に一定の長さを保ち続けます。
◦抗がん剤の種類によっては、まつ毛が縮れるなどの変化が見られることもあります。


まつ毛・眉毛も頭髪と同様に抗がん剤の影響を受けますが、回復までの毛周期がそれぞれ異なります。まつ毛・眉毛は投与終了後、4~6ヵ月で回復するのが目安です。(成長期(まつ毛1~2か月、眉毛3~4か月)に抗がん剤の投与期間が重なっていると脱毛します)