- 時代劇「ソドンヨ」にはどのようにしてキャスティングされましたか?
イ・ビョンフン監督と初めて会ったときに、「『チャングムの誓い』のころから一緒にやりたいと思っていた」と言われました。時代劇に似合いそうな顔だから、って。時代劇に出演するにはまだ年齢は若いけれども、チャンという役柄にぴったり合いそうだと思われたみたいです。
チョ・ヒョンジェが名を知られるようになったのは、チャン・ヒョク主演の 「大望 (テマン) 」 (02年SBS) がきっかけだった。その中で彼は試練を経て王座に就く王世子役を演じ、「あの端正な顔立ちの王世子は誰?」とドラマファンの間で話題になった。その時、彼に注目した人々の中にイ・ビョンフン監督もいた。
「チョ・ヒョンジェは、ただ王子としての気品を備えているだけでなく、波瀾万丈の人生の中で王になる人の “ 陰 " が感じられる。これまで5本のドラマで主演を務めてきたが、まだ彼ならではの魅力がまだ引き出されていないと思っている。ぜひ『薯童謡』を通じてチョ・ヒョンジェをキラキラ光るスターに作り上げたい」
キャスティング理由をこう語る監督に対し、チョ・ヒョンジェも 「韓国屈指のすばらしい監督の作品であるうえ、めったに演じられない王の役を2度も出来るのは光栄」 とし、「周囲の期待や自分自身の欲望によってプレッシャーを感じながら臨むより、足りないところはあっても一生懸命に取り組めば、少しずつ成長できると思う」と意欲を見せた。
イ・ビョンフン監督はキャスティングの際に、俳優はイ・ソジン (ドラマ『イ・サン』) 、女優はソン・ユナに複数回オファーしているらしい。後にイ・ソジンは出演したが、ソン・ユナは出演が叶わなかった。オファーした俳優が出演不可となり代役が立ったり、出演俳優 (女優) が本命ではなかった事は数知れずだったそう。
ドラマ『薯童謡』 でも、主演コンビにイ・ソジンとソン・ユナがオファーされたがスケジュールの関係上叶わず、それに次ぐ敵役はすでに決定していたオ・ジホが出演不可となり、代役が立てられたそうである。結局、ご存知の通りチョ・ヒョンジェとイ・ボヨン、そしてリュ・ジンに白羽の矢が立つ事になる。