物語の作り方と聞いて最初に浮かぶのは「起承転結」ではないでしょうか?
起承転結とは、物語を書くときの構成のことをいいます。
元は中国の漢文で、
・第一句(起句)で、うたい起こし、
・第二句(承句)で、これを受けて発展させ、
・第三句(転句)で、場面や視点を転じ、
・第四句(結句)で、これらを受けつつ全体を締めくくる。
と言う意味があります。
それは例え夢小説であっても適用されます。
読者はより面白い作品を求めます。なので、前のページで浮かんだネタを元に物語を起承転結によせなければなりません。
ネタは「好きな人の為に好きな人に迷惑を掛けるやつを成敗する」でした。
まず、起承転結の起から。
物語のはじまりですから、ここで読者の心を掴んでいなければならない。そんな重要な場面です!
ですが、これは夢小説。殆どそのキャラ目当てに読むので、読者に向けての「私、○○!高校一年生!」のようなものは書いても書かなくても大丈夫です。が、私はあまり書きません。
なるべく最初は登校だったり、起床だったりと原作ではあまり描かないところから始めています。
このキャラの寝起きは実は悪いのか、だとかそういう妄想を加えてもキャラ崩壊しなければ大丈夫だとおもいます。
それと、読者に次のページをめくらせるにはもう一つテクニックがあります。
まず、この例文を読んでみてください。
「
日の光がカーテンの隙間から覗く。
その光は僕を起こして、朝であることを知らせていた。
昨夜セットしためざましで起きていないので、予定より早く起きたのだろう。
待ち合わせまで、まだ時間はあるし…もう一眠りしてみようか。」
最後の文章、なにか引っかかりませんでしたか?
そう、「待ち合わせ!?なになに!?夢主ちゃんと!?」と思わせて、ページをめくらせるのです。
なるべく強調することなく、さも当然のようにさらりと伝えたほうがしっくりくるので、練習を積みましょう。
次に、起承転結の承を。
難しく考える人も居ますが、私は構成として、起承転結の転が部活のときにあるとすると承はそれまでの授業の様子だとかを書いています。
それが物語の期間として1日だったりする場合は、一時間一時間を丁寧に書いていったりと工夫をしていきましょう。
さあ、次は転です。
ですが、転をどうこう言ってしまうと物語を作る楽しさが伝わりにくい…と思ったので、長編小説を書くときのことを書いておきます。
続編があって、「なんとかのかんとか 2」とかつくときがあるとおもいます。
そう言う時は、なるべく「転」で一旦区切って続編に行くとわくわくが増します。ぜひお試しあれ。
最後に結です。
物語をきれいに締めくくるわけですが、私は最終回を作るときにはアニメでよくあるキャラによるナレーションをイメージして書いています。
例えば、
「もしかしたら、あのとき。
君を助けていなかったら、僕は今君の隣に居ないかもしれない。
そう思うと、僕は僕のことが好きになれそうだった。」
なんだか流れてそうじゃないですか???((
このように、締めくくるときれいになりやすいです!
さて、今回はこれぐらいで締めますね!
いい作家ライフを!