vol.78

♡

櫻井さんの心はやっぱり潤でいっぱいです

だから手に入らない？

本当にそうでしょうか

櫻井さんはワタシを抱きました

ズルイかも知れません

でも、この事実を生かさない訳には行かないんじゃ無いでしょうか

ワタシ達は別々に家を出て練習場へ向かいました

櫻井さんはこの事を潤に知られる事を恐れてる…

ならば、ワタシから報告してみましょうか

櫻井さんと幸せな夜を過ごしましたって

潤は親友ですが、恋愛ではライバルです

ワタシは美花ねぇみたいにはなりません

手を尽くして櫻井さんを手に入れます！

合奏室に入ると何人かが振り返って

その中の一人だった雅紀が寄って来ると

｢今日は随分サッパリして肌のツヤも何時にも増して良いじゃん

どうしちゃったの？｣

と、無邪気に聞いて来ました

ナイスアシストにワタシは顔を赤らめて

｢そんな事聞かないで下さいよ

ワタシにだって恋人がいるんですから｣

と、少し離れた所に居る潤に聞こえる程度の音量で答えた

雅紀は｢しまった｣という様に体をピクッと震わせながらも顔を赤らめて

小さく｢ワ〜オ｣と一言発すると、ワタシから離れて行きました

ワタシはチラッと潤を見て、自分の席に座って

涙を堪えてる様な潤に少しだけチクッと痛みを覚えたものの、優位に立てた事の嬉しさの嬉しさの方が勝っていました

こうでもしないと潤には勝てない

そんな思いが、何時も友達を大切にして来たワタシを狂わせて行ったのです

vol.80

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私は超方向音痴なので、ちょっとばかり下見に行ってきました

駅から出て曲がるのは2回だけ…

それでも迷うのが私なので、当日は早目に行きたいと思います😂

今回も読んで頂き、ありがとうございました❤️💜

櫻 舞ふ頃 vol.79 【潤翔・翔潤】

櫻舞ふ頃 vol.79 【潤翔・翔潤】