ツイッターのほうでつぶやいた内容、まずはそのまま添付↓
暑さを倍増させるような蝉の声、川に入り込んでくる潮の満ち干きの音、今でもこの耳にはっきりと残る。102分の間、スクリーンの中へ吸い込まれるように、あの時代あの土地に降り立ち、そこに生きる人々の日常と非日常を体で見たような感覚に陥った。
“役者”というフィルターを通して登場人物を見てしまうということはなく、登場人物だけがストレートに感じられ、作り物なのに決してそうは感じないリアルな世界がそこにはあった。不思議な感覚だった。それが青山組の凄さであり、俳優陣の力なのだろうと思った。
主人公・遠馬は実に17歳らしく、原作のイメージとは違い素直でかわいらしい部分が様々なシーンで見られ、恋人千種との関係はごく普通のピュアな二人に見えた。真っ直ぐな感情と曲がった感情が複雑に交錯した思春期特有の精神状態を、菅田くんはうまく表現していた。
「ロマンポルノ」という単語をあちらこちらで見かけるが、いやらしさが全面に出ているわけではなく、むしろサラリとストレートに描かれていて爽快だった。特に遠馬と千種の濡れ場は、若々しさ不器用さが表現されていて良かった。
映画を観終わって、じんわりと、しかし確実に私の心の中に残ったこと…それは「登場人物の皆それぞれが、それぞれの優しさを持っていた」ということ。そう感じられたことで、観終わった後気分が晴れやかだった。怪物なんかじゃない、心ある人間の物語だった。
原作にはないラスト。女性の強さ大きさ逞しさ、そして美しさを感じた。前向きな女性たちに心惹かれる。“希望ある未来”が見えてくるラストに心が和んだ。
9/7(土)公開。15歳以上の方は是非劇場でご覧ください。きっとスクリーンの中に吸い込まれるはず…
以上
さてさて、
皆様お久しぶりです。
アメブロ久々すぎて(笑)
お元気ですか?
私はなんとかやっています。
もう少しで三男坊が産まれます。臨月なうです。
大きなお腹で、ゴロゴロと胎児が動くのを感じながら、一足先に『共喰い』観させていただきました。
実に刺激的(笑)←
上にあるように、ツイッターの方に映画の感想を書きましたが、あそこではダラダラと長文が書けないので、こちらではもう少し丁寧に…でもネタバレは極力避けながらブログ書いていきたいと思います。
えーっと、まず、、
去年、将暉くんが共喰いに出演するという情報が解禁され、
その日のうちに原作を買いに行き、そっこー読んで、その日の夜にスダ友さん方とメールでやりとりしたのを今でも覚えています。
え、あそこはどう描くの!?どこまで映すの!?どこまでやるの!?とか。。
いや、とにもかくにも、原作を読んで、遠馬という役に挑戦しようと決意した彼がすごく立派に思えたし、誇らしかったんだなぁ!
もうあの時から映画を観るのが楽しみでねー。
撮影期間中は、
北九州という慣れない地に泊まり込みで、難しい方言もあったりで、あの子大丈夫かしら?などと心配したり……←誰
北九州での撮影を終えたら、次は『王様とボク』の舞台挨拶でしたね。
あの時のモードがバリバリ遠馬で……声かけられない雰囲気だったのを、今でもハッキリ覚えています。
遠馬な将暉くんが、6才のモリオを語る…
不思議な光景でした。
東京でのスタジオ撮影がまだ残ってるから仕方ない、、そう思いました。
そして、
共喰いクランクアップ後ずいぶん経ってからのブログ『シノガキトオマ』と『続』。
これにはやられましたよねー。感動しすぎて、コメント7つも残すとか…自分何者←
いや、そんだけ感動したわけで。思いが溢れて溢れて。涙も溢れて溢れて。
10月の握手会のときに、まず「ブログ感動しました!!」と伝えましたもん。
で…
映画の中身についてですが。
原作だけだと、
暗くて、どこか気味悪くて、性的な部分ばかり際立つ世界のように感じられたし、
試写の感想で「平成のロマンポルノだ」と断定で書かれてるのもあったし、
雑誌記事なども性描写についてクローズアップされることが多くて。
でも、実際映画を観たら、んーなんだろな、想像してたのよりいやらしくなくて。
父・円だって、光石さんが演じたことによって、屈託がなくて、どこかかわいらしさすら感じるような存在で。
女性に対する行為だとか、千草に対して取った行動だとか、ひどすぎるけど。
でも、遠馬のことをすごくかわいがってたり、
琴子さんを必要としていたり…っていうのが原作より強く感じられて、
琴子さんの(赤ちゃんがいる)お腹を優しく撫でる姿を見たりすると、
殺してやりたいと思うほどの憎悪は湧いてこなかったんですよね。
うん…不思議だ。
遠馬に関しては、それはもうかわいくてかわいくて。
千種との関係は爽やかで初々しくて、濡れ場のシーンも不器用というか若い感じがすごく出ていていやらしくなかった!
原作の遠馬って、陰鬱で閉ざされた感じがしたけど、将暉くん演じる遠馬は素直な部分もちゃんとあって、、昭和の17歳ってこんなかわいいんだーって思いました。
母・仁子さんの用意した丼メシを掻き込む姿とか、
子をもつ母親の立場からするとすごく愛おしく思えて。
まぁこれは原作にもあるけど、家族3人揃う時間を実は楽しみにしている遠馬。
あのセリフを将暉くんが言うとめっちゃかわいくて!思わずニヤけちゃいました(笑)
仁子さんも原作より優しい雰囲気出ていたし、、
だから遠馬は頻繁に魚屋に立ち寄るんだなぁ、って納得。
なかなかネタバレせずに感想を書くのは難しいんだけど(ちょいちょいネタバレしてる感じもする…汗)、
私が一番印象に残ったシーンは…
円に犯されてしまった千種を抱きしめるシーン。
ポロポロ涙が流れました。
なんだろ、
遠馬と千種を見た!って感じだったんです。←?
いや、、
「将暉くん演じる遠馬」「美咲ちゃん演じる千種」じゃなくて、
遠馬と千種だった!
千種を支え、千種を抱きしめる遠馬の背中が、ものすごく大きく見えて、ものすごく男らしく見えました。
え?誰?これ将暉くん??
やだ(´;ω;`)いつの間にこんな大人になったの(´;ω;`)
って感じるくらいかっこいいシーンだったなぁ!
あまり詳しく書けないのが心苦しいけれど。
「性と暴力」という見出しを見て、映画を観る勇気がない方々がいらっしゃるかもしれませんが、
大丈夫!
観た後、なんだかスッキリするというか。
そこに生きている人の心がしっかりと感じられる作品です!
素晴らしいです。
観てください!
とにかく、劇場で観てください!
暑さを倍増させるような蝉の声、川に入り込んでくる潮の満ち干きの音、今でもこの耳にはっきりと残る。102分の間、スクリーンの中へ吸い込まれるように、あの時代あの土地に降り立ち、そこに生きる人々の日常と非日常を体で見たような感覚に陥った。
“役者”というフィルターを通して登場人物を見てしまうということはなく、登場人物だけがストレートに感じられ、作り物なのに決してそうは感じないリアルな世界がそこにはあった。不思議な感覚だった。それが青山組の凄さであり、俳優陣の力なのだろうと思った。
主人公・遠馬は実に17歳らしく、原作のイメージとは違い素直でかわいらしい部分が様々なシーンで見られ、恋人千種との関係はごく普通のピュアな二人に見えた。真っ直ぐな感情と曲がった感情が複雑に交錯した思春期特有の精神状態を、菅田くんはうまく表現していた。
「ロマンポルノ」という単語をあちらこちらで見かけるが、いやらしさが全面に出ているわけではなく、むしろサラリとストレートに描かれていて爽快だった。特に遠馬と千種の濡れ場は、若々しさ不器用さが表現されていて良かった。
映画を観終わって、じんわりと、しかし確実に私の心の中に残ったこと…それは「登場人物の皆それぞれが、それぞれの優しさを持っていた」ということ。そう感じられたことで、観終わった後気分が晴れやかだった。怪物なんかじゃない、心ある人間の物語だった。
原作にはないラスト。女性の強さ大きさ逞しさ、そして美しさを感じた。前向きな女性たちに心惹かれる。“希望ある未来”が見えてくるラストに心が和んだ。
9/7(土)公開。15歳以上の方は是非劇場でご覧ください。きっとスクリーンの中に吸い込まれるはず…
以上
さてさて、
皆様お久しぶりです。
アメブロ久々すぎて(笑)
お元気ですか?
私はなんとかやっています。
もう少しで三男坊が産まれます。臨月なうです。
大きなお腹で、ゴロゴロと胎児が動くのを感じながら、一足先に『共喰い』観させていただきました。
実に刺激的(笑)←
上にあるように、ツイッターの方に映画の感想を書きましたが、あそこではダラダラと長文が書けないので、こちらではもう少し丁寧に…でもネタバレは極力避けながらブログ書いていきたいと思います。
えーっと、まず、、
去年、将暉くんが共喰いに出演するという情報が解禁され、
その日のうちに原作を買いに行き、そっこー読んで、その日の夜にスダ友さん方とメールでやりとりしたのを今でも覚えています。
え、あそこはどう描くの!?どこまで映すの!?どこまでやるの!?とか。。
いや、とにもかくにも、原作を読んで、遠馬という役に挑戦しようと決意した彼がすごく立派に思えたし、誇らしかったんだなぁ!
もうあの時から映画を観るのが楽しみでねー。
撮影期間中は、
北九州という慣れない地に泊まり込みで、難しい方言もあったりで、あの子大丈夫かしら?などと心配したり……←誰
北九州での撮影を終えたら、次は『王様とボク』の舞台挨拶でしたね。
あの時のモードがバリバリ遠馬で……声かけられない雰囲気だったのを、今でもハッキリ覚えています。
遠馬な将暉くんが、6才のモリオを語る…
不思議な光景でした。
東京でのスタジオ撮影がまだ残ってるから仕方ない、、そう思いました。
そして、
共喰いクランクアップ後ずいぶん経ってからのブログ『シノガキトオマ』と『続』。
これにはやられましたよねー。感動しすぎて、コメント7つも残すとか…自分何者←
いや、そんだけ感動したわけで。思いが溢れて溢れて。涙も溢れて溢れて。
10月の握手会のときに、まず「ブログ感動しました!!」と伝えましたもん。
で…
映画の中身についてですが。
原作だけだと、
暗くて、どこか気味悪くて、性的な部分ばかり際立つ世界のように感じられたし、
試写の感想で「平成のロマンポルノだ」と断定で書かれてるのもあったし、
雑誌記事なども性描写についてクローズアップされることが多くて。
でも、実際映画を観たら、んーなんだろな、想像してたのよりいやらしくなくて。
父・円だって、光石さんが演じたことによって、屈託がなくて、どこかかわいらしさすら感じるような存在で。
女性に対する行為だとか、千草に対して取った行動だとか、ひどすぎるけど。
でも、遠馬のことをすごくかわいがってたり、
琴子さんを必要としていたり…っていうのが原作より強く感じられて、
琴子さんの(赤ちゃんがいる)お腹を優しく撫でる姿を見たりすると、
殺してやりたいと思うほどの憎悪は湧いてこなかったんですよね。
うん…不思議だ。
遠馬に関しては、それはもうかわいくてかわいくて。
千種との関係は爽やかで初々しくて、濡れ場のシーンも不器用というか若い感じがすごく出ていていやらしくなかった!
原作の遠馬って、陰鬱で閉ざされた感じがしたけど、将暉くん演じる遠馬は素直な部分もちゃんとあって、、昭和の17歳ってこんなかわいいんだーって思いました。
母・仁子さんの用意した丼メシを掻き込む姿とか、
子をもつ母親の立場からするとすごく愛おしく思えて。
まぁこれは原作にもあるけど、家族3人揃う時間を実は楽しみにしている遠馬。
あのセリフを将暉くんが言うとめっちゃかわいくて!思わずニヤけちゃいました(笑)
仁子さんも原作より優しい雰囲気出ていたし、、
だから遠馬は頻繁に魚屋に立ち寄るんだなぁ、って納得。
なかなかネタバレせずに感想を書くのは難しいんだけど(ちょいちょいネタバレしてる感じもする…汗)、
私が一番印象に残ったシーンは…
円に犯されてしまった千種を抱きしめるシーン。
ポロポロ涙が流れました。
なんだろ、
遠馬と千種を見た!って感じだったんです。←?
いや、、
「将暉くん演じる遠馬」「美咲ちゃん演じる千種」じゃなくて、
遠馬と千種だった!
千種を支え、千種を抱きしめる遠馬の背中が、ものすごく大きく見えて、ものすごく男らしく見えました。
え?誰?これ将暉くん??
やだ(´;ω;`)いつの間にこんな大人になったの(´;ω;`)
って感じるくらいかっこいいシーンだったなぁ!
あまり詳しく書けないのが心苦しいけれど。
「性と暴力」という見出しを見て、映画を観る勇気がない方々がいらっしゃるかもしれませんが、
大丈夫!
観た後、なんだかスッキリするというか。
そこに生きている人の心がしっかりと感じられる作品です!
素晴らしいです。
観てください!
とにかく、劇場で観てください!