そして、結果は2日後にわかりましたが、

一緒に受けていた人たちはほぼ普通に歩けて、

咳もしていない人たちでした。

わかるまで自宅待機などしなさそうな若いおねーさんもいて、これはもう市中感染を防ぐのは無理だと納得したコマネズミです。

 

最早、誰がかかっても誰のせいでもなく、誰も嘆かなくてもいいような気がします。

ということで、別のブログで書いた後編です。

 

発熱外来の仕組み、自宅に戻ってから不思議に思うこと連発である。

とにかくアナログでシステマチックではない、につきる。

ひとりの患者にかなりの時間をかけているのだ。

さすが、おもてなしの国、日本。

米国のように流れ作業的に検査が行われているのかと思いきや、全く違う。

これでは医療逼迫、納得である。

 

会計は後日郵送する請求書で振り込んでください、とか、諸々の説明が係の人からあり、頓服3日分貰うのに、指定された薬局を選択させられる。

事務方の人は防護服なしでちょっとかわいそうである。

因みにほとんどが若いおに―さん。

多分罹患しても軽症で済みそうなタイプを配置したのだろうか。

 

薬局も防護服の薬剤師である。

一般受付でなく、屋外の指示された指定場所から自分の携帯でわざわざ電話し、処方してもらう。

絶対中に入らないでね、という態度まんまんである。

当日、熱があるのに、かなりの時間、寒空に立たされていたアタシであった。

しかも、外で防護服の人からクスリをもらっているアタシ、かなり目立っていて、通り過ぎる人、遠巻きに見ていくのがおかしい。

まさに動く細菌兵器扱いのようである。

 

その日の病院、9時半に行って、一度帰宅したのは12時である。

その後予約された2時にPCR検査をして帰宅したのだが、患者の状態など気にかけていられない看護師や医者のいっぱい度が切ない。

 

さて、診察料である。

わざわざ振り込まなくてはいけないのか、と思いつつ、一体いくらかかるのだろうと診療明細をみる。

 

機能強化加算、院内トリアージ実施料、処方箋料、一般処方箋料、と4項目あり、これにレントゲンやCTなどを行った場合、それも料金となる。

つまりPCR検査以外は、たかが風邪であっても強化加算となるらしい。

トリアージという言葉も初めて聞いたが、これはコロナ疑いの患者が払うべき料金らしい。

翌日は喉ヌール攻撃とスィーツ治療のせいか、咽頭炎も良くなったのだが、結果がわかるまでやっぱりときめきながら過ごす。

 

陽性になっていたらあれもこれもして、とすることや連絡することが一杯なのである。

今更ながら気づく。結構面倒じゃない。

 

今朝はでっかい太陽が眩しすぎて、ゴミ捨てに行くとき、ついママンと呟いてしまった。

 

こんな眩しい太陽の日に結果発表である。

指定された時間を過ぎても鳴らない携帯であったが、5分ほど過ぎて着信音が・・・・。

くぐもった声のおじさんの声が、スロースローに話しはじめる。

 

「今回、結果は陰性ですね」

ということで「インセイ人生」が始まったのであった。